HOME高血圧

高血圧は遺伝する?両親・祖父母が高血圧の場合に注意すべきこと

高血圧は遺伝する?両親・祖父母が高血圧の場合に注意すべきこと。食事や運動など、日ごろの生活習慣を見直すことで、高血圧を予防したりリスクを減らしたりすることができます。

家族に高血圧の方がいると、自分も高血圧になるのではないかと不安になることがあります。確かに、遺伝の影響はありますが、それだけで決まるわけではありません。

食事や運動など、日ごろの生活習慣を見直すことで、高血圧を予防したりリスクを減らしたりすることができます。遺伝的要因と環境的要因を正しく理解し、自分にできる対策を考えていきましょう。

レコ活で血圧や食事の記録を簡単に管理できる無料アプリ『Welbyマイカルテ』をぜひ活用してみてください。『Welbyマイカルテ』ダウンロードはこちらから

高血圧は遺伝する?その仕組みと影響

結論としては、高血圧は遺伝する可能性があります。

高血圧の発症には、生まれつきの体質だけでなく、食事や運動、ストレスなど生活習慣も深く関係しています。両親や祖父母が高血圧である場合、遺伝的な体質を受け継ぐ可能性がありますが、環境要因との組み合わせでリスクが高まることが多いです。

まずは、体質(遺伝的要因)生活習慣(環境要因)の両方から高血圧のリスクを見直してみましょう。

高血圧の発症には「遺伝的要因」と「環境要因」がある

高血圧の大部分を占める「本態性高血圧」は、明確な原因が特定できないタイプですが、体質(遺伝的要因)と生活習慣(環境要因)の両方が関係しています。

血管が硬くなりやすい体質や、ナトリウムを体に貯めこみやすい体質などは、遺伝的な傾向として受け継がれやすいとされています。

一方、食塩の多い食事、運動不足、過度な飲酒や喫煙などの生活習慣も、血圧を上昇させる大きな要因です。つまり、生まれつきの体質だけでなく、家族の生活環境が影響する可能性もあるということです。

遺伝と生活環境、両方の視点で考えることが重要

親がともに高血圧の場合は、両親のいずれかが高血圧である場合よりも子どもが高血圧になる確率が高くなると考えられています。さらに、祖父母にも高血圧の人が多い場合、遺伝的な体質が重なることで、リスクはより高まる可能性があります。

ただし、遺伝だけがすべての原因ではありません。家庭内で受け継がれやすい味付けや食事の傾向、運動不足になりやすい生活スタイル、ストレスのかかり方など、環境による影響も大きく関係しています。

遺伝と環境の両方を意識して、生活習慣を整えることが大切です。

親や祖父母が高血圧…自分はどう予防する?

遺伝的な体質があったとしても、生活習慣を整えることで高血圧の発症リスクを下げることが可能です。

日々の食事や運動、ストレス管理を意識することで、血圧を安定させる助けになります。特に家族に高血圧の方がいる場合には、早い段階から予防に取り組むことが重要です。

塩分を控えた食生活で血圧をコントロール

高血圧の予防や改善において、塩分の摂取量を減らすことは非常に効果的です。日本人の食生活は塩分過多になりがちで、漬物や味噌汁、加工食品などを通じて無意識のうちに多くの塩分をとってしまいがちです。

塩分をたくさん使わなくてもおいしく食べられるように、出汁や香辛料等を活用して薄味でも満足できる工夫を取り入れましょう。また、野菜や果物に含まれるカリウムは、体の中の余分な塩分(ナトリウム)を外に出す働きがあるため、意識的に取り入れると血圧のコントロールに役立ちます。

【関連記事】高血圧を改善する食事法!注意すべき食材と栄養のポイント!

適度な運動で血管の老化を防ぐ

運動習慣を持つことは、高血圧の予防や改善にとって大切な要素です。特にウォーキングや自転車などの有酸素運動は、血管の柔軟性を保ち、血圧の安定につながります。

週に3~5回、1回30分程度の運動を継続することが理想的です。日常生活でも階段を使う、バス停を一つ手前で降りて歩くといった工夫をすることで、無理なく運動量を増やすことができます。

【関連記事】運動で血圧を下げる 〜高血圧の予防・改善における具体的なポイントを紹介〜

ストレスをためない生活習慣を心がける

強いストレスで体の緊張が続く場合が続くと、交感神経が活発になり、血管が収縮して血圧が上昇しやすくなります。仕事や家庭などで緊張が続く方は、こまめにリラックスできる時間を作るように意識しましょう。

深呼吸やストレッチ、好きな音楽や読書など趣味にふれる時間を持つことも、気持ちが落ちつきストレス緩和につながります。夜ふかしを避け、睡眠の質を高めることも、心身のリズムを整えるうえで役立ちます。

【関連記事】ストレスで高血圧に?意外な関係性と改善ポイントを解説

禁煙・節酒も高血圧予防の重要ポイント

喫煙は血管を収縮させる作用があり、血圧を上げる大きな要因となります。高血圧を予防するためには、禁煙を目指すことが望ましいです。

また、アルコールも摂りすぎると血圧を上昇させる原因になります。飲酒の頻度や量を見直し、週に数日は休肝日を設けるようにしましょう。適度な飲酒であれば、心身のバランスを保ちながら血圧管理がしやすくなります。

生活習慣を見直す際に役立つ工夫

高血圧を予防・改善するためには、日々の生活習慣を見直し継続的に健康管理を行うことが大切です。無理なく続けられる工夫を取り入れて、自分に合ったペースで生活を整えていきましょう。

体の状態を血圧や体重などの数字でチェックすると、健康への意識が高まり、続けるモチベーションにもつながりやすくなります。

家庭での血圧測定を習慣にしよう

家庭での血圧測定は、高血圧の早期発見や経過観察に有効です。病院で測定するだけでなく、自宅で毎日同じ時間に測定することで、より正確な傾向を把握しやすくなります。

測定のタイミングとしては、起床後と就寝前が一般的です。座った姿勢で数分間安静にした後に測定することで、安定した数値が得られます。記録をつけることで、体調や生活習慣との関連も見えてきます。

【関連記事】血圧の正しい測定方法とは?注意点とアプリの活用について解説

日常の記録で生活習慣を「見える化」する

毎日の体重や歩数、血圧、食事の内容を記録することで、自分の生活習慣を客観的に把握できるようになります。記録を続けることで、無意識に行っている行動や生活の癖、偏りに気づき生活を改善するヒントになります。

スマホのアプリや便利なツールを使えば、記録を簡単に行うことが可能です。スマートフォンに入力するだけで、日々の変化がグラフ化され、モチベーション維持にもつながります。

中でも、「Welbyマイカルテ」は、血圧・体重・歩数などの記録を一括して管理できる便利なアプリです。自分自身の健康管理をサポートするツールとして活用しやすく、生活習慣を改善したい方におすすめです。

記録の習慣が定着すれば、血圧を上げるような生活パターンや、逆に改善に役立った良い習慣が明確になり、高血圧の予防に役立つでしょう。

【関連記事】自分の体と向き合う第一歩!「レコ活」はじめてみませんか?

まとめ

高血圧は遺伝的な体質によって発症リスクが高まることがありますが、生活習慣を整えることで予防することが可能です。

塩分を控えた食事、適度な運動、ストレスの管理、禁煙・節酒といった基本的な健康習慣を意識して、継続的に取り組んでいきましょう。

さらに、自宅で血圧を測ったり、体重や食事の記録をつけたりすることで、自分の体調を意識するきっかけになります。体質は変えられなくても、毎日の習慣は自分で変えることができます。将来の健康のために、できることから少しずつ始めてみましょう。

↓『Welbyマイカルテ』ダウンロードはこちらから ↓

レコ活で血圧や食事の記録を簡単に管理できる無料アプリ『Welbyマイカルテ』をぜひ活用してみてください。『Welbyマイカルテ』ダウンロードはこちらから

※本記事の内容は、医療に関する一般的な情報を提供することを目的としており、個別の症例に対する診断や治療方法を示すものではありません。健康状態に関する具体的な相談やアドバイスが必要な場合は、必ずかかりつけの医師とご相談のうえ、適切な対応を検討してください。各自の健康状態やライフスタイルに合ったアドバイスを受けることが重要です。