糖尿病の予防・治療に「地域性」は関係する?

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こんにちは!Welbyメディア編集の浅野です。

1.長い間、徳島県は糖尿病による死亡率が全国ワーストだった

糖尿病の予防や治療には「地域性」も関連性している可能性がある、
というお話をさせて頂きます。まずは、こちらのニュースをご覧ください。

糖尿病の都道府県別ランキング ワーストは徳島、ベストは神奈川

人口10万人に対する糖尿病による死亡率を都道府県別にみると、徳島県が17.6人と、全国平均の11.0人を大きく上回り、6年連続で全国ワースト1位だったことが明らかになった。

徳島県の糖尿病死亡率は、1993年から去年までの20年間で、ワースト1位を脱したのは2007年の1度だけ。ワースト2位は香川県の17.4人、3位福島県の16.1人だった。

一方、全国ベスト1位は神奈川県の7.1人だった。全国平均を大きく下回り、ワーストの徳島県の半分以下にとどまっている。ベスト2位は滋賀県の7.3人、3位は愛知県の8.2人だった。

データ引用:厚生労働省 「平成25年人口動態統計月報年計(概数)の概況
第10表 主な死因の死亡数・死亡率(人口10万対),都道府県(21大都市再掲)別

文章引用:生活習慣病予防協会
糖尿病の都道府県別ランキング ワーストは徳島、ベストは神奈川  人口動態統計(概数)

こちらは2013年における人口動態統計に関するデータ(厚生労働省より)で、ご覧いただくとお分かりの通り、糖尿病が原因で死亡する割合が地域によって倍以上の差が出ています。後述致しますが、このニュースでも取り上げられている徳島県は、1993年から2013年まで、2007年を除き糖尿病による死亡率がずっと全国1位(ワースト)でした。地域によって医療設備の充実具合や医療者数、アクセスなどを始め治療の継続のしやすさが違うことは、想像に難くないかと思われますが、なぜここまで格差があるのでしょうか。

2.徳島県では様々な対策を講じ続け、近年ようやく成果が出てきた

糖尿病による死亡率が非常に高い徳島県では、2005年11月に糖尿病緊急事態宣言を県と県医師会と共同で行ったことをはじめ、県民のみなさんへ糖尿病の現状と注意を喚起するとともに、健康づくりへの意識を高めるための活動を行っております。ほかにも、
・阿波踊り体操
・ヘルシー阿波レシピ
・地域医療連携推進
など、県を挙げて改善のための努力を行っています。

(参考:徳島県 徳島県の取組

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その結果、徳島県における糖尿病での死亡率は、2013年まで長らく全国1位(ワースト)だったものが、2014年が全国7位、2015年は全国5位と改善を見せています。

(参考)厚生労働省 「平成26年人口動態統計月報年計(概数)の概況
第10表 主な死因の死亡数・死亡率(人口10万対),都道府県(21大都市再掲)別」
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai14/dl/h10.pdf

厚生労働省 「平成27年人口動態統計月報年計(概数)の概況(47ページ)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai15/dl/gaikyou27.pdf

3.糖尿病の予防・治療における「地域性」

今回は地域によって糖尿病による死亡率が異なるというお話をさせていただきました。
糖尿病をはじめとした生活習慣病は、その名のとおり、生活習慣が影響して罹患する病気です。ご紹介をした通り、都道府県単位でみて、ある県がほかの県に比べ糖尿病での死亡率が高いことは、その県の地域性――地域に根差した食文化、日照時間・平均気温による運動習慣の違い、教育方針など・・・、が大きく影響しているという示唆になるのではないでしょうか。

また一方で、いざ個々人が糖尿病をはじめとした生活習慣病の予防・治療に向き合う際は、主治医の指導や家族の方々の応援はありつつも、最終的には患者さん自身の治療への取り組みに行きつきます。
Welbyでは糖尿病をはじめとする生活習慣病に取り組んでいただくために、自ら情報を得て、自ら行動し、自ら判断出来るクラウドサービス「Welbyマイカルテ」をご提供し、患者さんによる主体的な疾患治療を家族や医療者とともにサポートしています。

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著者紹介

浅野 可奈子

都内某大学の薬学部3年生

病院や薬局で活躍する薬剤師に憧れ、薬学部に入学。他学部の学生や社会人の話を聞く中で、病院や薬局のほかに、医療の知識が役立つ場所・機会があると知る。
生活習慣病患者向けアプリ「Welbyマイカルテ」を知り、アプリを提供するWelbyへ。薬学部生としての知識を生かすべく、Welby Mediaの執筆を担当。記事執筆を通じて、身近なようでなかなか考える機会の少ない、「健康の大切さ」を伝えていく。
好きな事は人と話をすること、コーヒーを飲むこと、ワクワクすること。


本記事は、医療・健康に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証したり、標ぼうするものではなく、また医師・医療従事者等による情報の提供は、個別具体的な患者に対する診断・治療行為ではありません。本メディア上の情報や利用に関して発生した損害等に関して、弊社は一切の責任を負いかねます。すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。本コンテンツに関するデータ、掲載内容、出演/監修者等の所属先や肩書、提供先の企業/団体名やリンクなどは掲載当時のものです。


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