「気づけない」から怖い!生活習慣病になるメカニズム

6-22-1.png

こんにちは!最近インテリアにはまっています、Welby Media編集の川田です。

1.そもそも生活習慣病とは?


「生活習慣病」
Welby Mediaをご覧のみなさまにはなじみの深い言葉かもしれません。糖尿病を代表し、生活習慣の乱れなどが原因で引き起こされる病気を総称して生活習慣病といいます。私が最初にこの言葉を知ったのは中学生のころの保健の授業だったような気がします。
今回は、その生活習慣病についてより詳しく見ていき、メカニズムなどについて学んでいきましょう。

6-22-1.png

■生活習慣病の定義と名前の由来
厚生労働省の定義によると、生活習慣病とは、
「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」
のことを指します。

ご記憶に残っている方も多いと思いますが、今では生活習慣病と呼ばれるものは、かつて「成人病」と呼ばれていました。中年以降の方によく見られた病気で、加齢と共に発症・進行すると考えられていたためです。しかし、成人病と呼ばれる病気のほとんどが、食事や運動など個人の生活習慣が原因で引き起こされることが次第に分かってきました。そして1996年、これらの病気は個人の生活習慣を見直せば予防することができうるということを世の中に認識させる意図と、成人でなくても発症の可能性があることから、名称が「生活習慣病」と改称されました。

■生活習慣病の種類
先にも書かせていただいた通り、生活習慣病といってもいろんな種類の病気があります。
がん、心疾患、脳血管疾患、糖尿病(Ⅱ型)、肥満、高脂血症、高尿酸血症、循環器病、歯周病、高血圧、慢性気管支炎、肺気腫、肝蔵・腎臓の疾患、胃潰瘍、痛風、便秘や不眠症、骨粗しょう症、冷え性、などなど。
もちろん先天的なものもありますが、これらの病気は個人の生活習慣が原因となる場合も少なくありません。

 

2.生活習慣病の原因となりうるもの


その名の通り、個人のライフスタイルや環境が原因となって起こる生活習慣病。その原因となる行動を、より具体的に見ていきましょう。

6-22-2.png

 

■生活習慣病の要因となりうるもの①運動
運動不足が生活習慣病の原因となることは、想像に難いことではないでしょう。身体活動量(身体活動の強さ×行った時間)が多い方や、運動を頻繁に行う方は心疾患、高血圧、骨粗しょう症などの病気にかかる確率や死亡率が低くなります。
厚生労働省によると(http://www1.mhlw.go.jp/topics/kenko21_11/b2.html)、1日1万歩の歩数を確保することが理想とされているようです(※)。

※ただし、ただ愚直に1日1万歩、運動すればいいというわけでもないようです。過剰な運動は膝の負担や疲れ、動脈硬化などの恐れがあり、1日8,000歩くらいが適切なのだそうです。また、既に何らかの病気にかかっている方は主治医と相談の上で行ってください。
(参考)by.S 〈バイ・エス〉
http://by-s.me/article/251510974011386382

6-22-3.png

 

■生活習慣病の要因となりうるもの②食事
バランスよく栄養を摂った方が健康にいいということは言わずもがなでありますが、それ以外にも、
・規則正しい食生活をする
・食べ方(よく噛む)
・消化の良い食材を中心に献立を組み立てる
など、食生活にも気を付けることが重要です。

 

■生活習慣病の要因となりうるもの③喫煙
厚生労働省の調査によると、2013年時点での成人喫煙率は19.3%であり、総人口に対し約1,989万人が喫煙しています。がんになる可能性をはじめ、喫煙が体にとって悪い影響を与えることはここでわざわざ書く必要はないかもしれません。しかしこの他にも、喫煙には多くのデメリットがあります。

・喫煙すると糖尿病にかかりやすくなる
活性酸素などの作用により、体内のインスリンの効き具合が悪くなります。
・高血圧、動脈硬化、心筋梗塞などの危険性が高まる
たばこには約70種類の発がん性物質のほか、約200種類の有害物質が含まれています。

そのほかにも妊娠中の喫煙によりこどもの知能指数が下がる傾向にあるなど、喫煙者自身だけでなく周りにも悪い影響を与えます。

(参考)政府インターネットテレビ
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg8643.html

 

■生活習慣病の要因となりうるもの④飲酒
過度な飲酒が体によくないのも周知の事実でしょう。
肝臓病、痛風、歯周病、認知症など様々な病気への危険性を高めることから、飲酒は適度に行い、週に2日程度休肝日を設けることが推奨されています。
※既に糖尿病などの診断をされている方は主治医の指示に従ってください。

6-22-4.png

 

3.生活習慣病の怖いところは「なかなか気づかない」こと


さて、ここまで生活習慣病と発症の要因となるものをご紹介しました。しかし、これらの生活習慣病の怖いところは自覚症状が出にくく、痛みなどで発症が明らかになった時は病気がかなり進行してしまっている可能性が高いことです。

また、糖尿病をはじめ、これらの病気は合併症を引き起こすことがあります。    
合併症とはある病気が原因となり引き起こされたほかの病気であり、例えば、

・糖尿病性網膜症(最悪の場合、失明の危険性)
・糖尿病性腎症(最悪の場合、人工透析=人工的に老廃物や不要物を血液から取り出すこと、の危険性)
・糖尿病性神経障害(最悪の場合、壊疽(えそ)=体の組織が菌感染により腐敗し、体の一部を切断するなどの危険性)

などが挙げられます。
これらは糖尿病などが進行することによって引き起こされる病気です。つまり、すでに生活習慣病にかかってしまっていた場合、いち早く気づけることが何よりも大切です。
それでは、こういった病気に早く気付ける手段としてはどんなものがあるのでしょうか?

6-22-5

 

・健康診断を受ける
「心配なときはいつでも医療機関を受診できるから」「時間がない」「めんどくさい」「費用がかかる」などといった理由により、20歳以上の方のうち、3割以上が定期健康診断を受けていません(※)。そもそも、心配になってから、つまり自覚症状が出てから検査をしたのでは手遅れになる可能性があるのです。この記事を読んでいるみなさんは、もし何らかの理由で受けられていなければ、是非受けることをおススメ致します。
※厚生労働省 健診(健康診断や健康診査)や人間ドックの受信状況より

6-22-6.png

 

・健康診断の結果の共有する
健康診断で悪い結果が出ても、中には心配をかけるからという理由などで周りには伝えない方もいらっしゃるかもしれません。そして伝えなかった結果、症状がより悪化してしまったりしたら大変ですよね。もちろん悪い結果を共有することは、なかなか気のすすむことではありませんが、その一歩を踏み出すだけで最悪の事態を避けられるかもしれません。

 

・セルフ健康チェック
より手軽な方法として、駅ナカなどで血液検査を行い、その場ですぐ結果のわかる「セルフ健康チェック」というサービスなどもあります。忙しい方などでも受けやすいサービスですね。
(参考)株式会社ケアプロ セルフ健康チェック
http://carepro.co.jp/onecoin/
 

4.まとめ


今回は生活習慣病についてまとめました。生活習慣病といっても様々な病気があり、その原因も多岐にわたります。仕事をするにも、趣味をするにも、体は資本です。これらの病気は「進行してから気づいても手遅れの可能性が高い!」ということを認識し、より豊かな生活を送るためにも定期的に自分の体を気遣い、見直していきましょう。

 

■参考
オムロン「生活習慣病Q&A」
http://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/qa/48.html
生活習慣病.com
http://lifestyle-sick.com/kisotisiki/shurui/
「病院の言葉」を分かりやすくする提案
http://pj.ninjal.ac.jp/byoin/teian/ruikeibetu/teiango/teiango-ruikei-b/gappeisyo.html
京都大学 糖尿病・内分泌・栄養内科
http://metab-kyoto-u.jp/to_patient/online/a007.html


著者紹介

川田 愛

都内某大学の薬学部3年生

家族の発病をきっかけに薬学の道を決意。家庭的な医療の実践を目指して日々勉強中。
衛生薬学・医薬品評価薬学・地域医療薬学といった社会研究薬学分野に興味があり、机上や研究室での活動にとどまらない「対人援助職」として、薬剤師の使命を全うすることが目標。
空が好きで、旅行先では基本的に上を見上げている。趣味は美術館巡り。


本記事は、医療・健康に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証したり、標ぼうするものではなく、また医師・医療従事者等による情報の提供は、個別具体的な患者に対する診断・治療行為ではありません。本メディア上の情報や利用に関して発生した損害等に関して、弊社は一切の責任を負いかねます。すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。本コンテンツに関するデータ、掲載内容、出演/監修者等の所属先や肩書、提供先の企業/団体名やリンクなどは掲載当時のものです。


糖尿病や生活習慣病の患者さんのための

つながる自己管理ノート

アプリのダウンロードはこちらから

糖尿病をはじめとする生活習慣病にとりくむために、
自ら情報を得て、自ら行動し、自ら判断出来るクラウドサービス