より長く、健康でいきいきとした人生を。「健康寿命」について学ぼう。

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こんにちは。Welby Media編集の南です。

最近友人にダンスを教えてもらっています。簡単な動きでもしっかり動くとすぐ汗が出てきて良い運動になっているなと実感します。


1.健康寿命とは?

みなさんは、「健康寿命」という言葉をご存知ですか?

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健康寿命とは介護や医療に頼らず、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことをいい、2000年にWHO(世界保健機関)が提唱をしたものです。似ている言葉で「平均寿命」がありますが、これは発表された年に生まれたゼロ歳児の平均余命。複雑な計算式をもとに、厚生労働省が発表しているもので、日本は世界有数の長寿国として有名ですね。ここでは便宜的に、平均して生まれて死ぬまでの期間を平均寿命とご理解ください(実際の定義とは異なります)。

そしてこの健康寿命と平均寿命の間には、男性で約9年、女性で約13年の差があります。

最近では聖徳大学看護学部教授・栗盛須雅子氏が、各都道府県別(男女別)に「平均寿命のうち、介護を受けたり寝たきりになったりせず健康に日常生活を送ることができる期間を示す健康寿命が占める割合」の調査結果を発表しました。

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出典:http://ryukyushimpo.jp/news/entry-296455.html

上記は2010年~2014年の調査なのですが、2014年時点での平均寿命は男性80.50歳、女性で86.83歳でした。
少し話が逸れますが、女性のほうが男性より寿命が長いのには3つの理由があると言われています。

1.ホルモンの働き

2.基礎代謝が少ない

3.健康状態を気にする

女性ホルモンの中には血圧やコレステロールに対して有用に働くものがあったり、統計的に女性のほうが病院や医院への受診率が高いとされていたりします。女性は体の構造上・習性上、男性よりストレスがたまりにくい傾向にあるので暴飲暴食など生活に悪影響を及ぼす行為を行いにくい傾向もあります。この傾向は日本に限らず、世界でも見られるようです(WHO加盟国194国のうち男性のほうが長寿の国は1つだけ)。

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出典:http://www.ibtimes.com/507-year-old-ming-worlds-oldest-creature-longevity-tied-clams-genes-photo-1470478

ちなみに世界史上最高齢はなんと「507歳」(!)。2006年に発見されたこのホンビノスガイ、研究員が年輪を調査したところ1499年に生まれた個体だったとのこと(しかし、研究員が貝を開けた瞬間死んでしまったため、最高齢の生物の誕生と死亡は同時期になってしまったのだとか・・・笑)。

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さて、本題に戻りますと、平均寿命に対して、おおよそ男性は90%強、女性は85%近くの期間を健康に過ごすことができているというのが上記の調査の結果です。逆に言えば、男性は約9年、女性は約13年、「平均で」健康に過ごせない時間があるということですね。

さて、健康寿命の意味・大切さが少しはお伝えできたのではないかと思います。

 

2.健康寿命ばしていくメリット

ご説明するまでもなく、健康寿命と延ばすことはみなさんの生活や人生をより充実にさせるために必要不可欠です。心身共に健常であれば、いろんなことにチャレンジし、行動の選択肢も広がります。

また、介護や看病の手が軽くなることはご家族を助けることにもなりますし、金銭面でも大きなメリットがあると言えるでしょう。

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あとは、長期的な目線のお話しになりますが、医療費の削減に繋がることです。

現在、国民健康保険制度により患者さんが病院やクリニックに通院する際に負担する額は実際にかかる金額の3割となっております。さて、残りの7割はどこから出ているのでしょうか。答えはみなさんがお支払いしている保険料です。

平均寿命が延び続け、健康寿命との差が広がれば広がるほど、医療費としての支出が増えていきます。健康保険はみんなでお金を支払って成り立っているため、健康保険ではそれが賄えきれなくなってしまいます。つまり結論としては、病院に行く人の負担金額が増えるか、保険料があがる可能性があり、長期の通院をしなければいけない人にとっては更に状況が悪化してしまうかもしれません。

つまり健康寿命を延ばしていくことはいろんな意味でメリットがあるということになります。

 

3.健康寿命を延ばす方法

心身共に健康に保つためにできることはたくさんありますが、健康寿命を考えるうえで何よりも重要なのは「運動」です。

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70歳時点で運動習慣がある人が80歳になって時の日常生活動作能力(ADL)は、運動習慣がない人に比べて大幅に高くなっております。また、認知症などの予防にも効果があるようです。 とはいうものの、「運動習慣なんて簡単に身につかないから困っている!」というお声もあるかと思います。

では、私がいろいろ調査・実験する中でよかったな、これなら運動は続きやすいかなと思うコツを2つだけ、最後にまとめたいと思います。

・同じ運動に固執しない

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運動しようと決心して「毎朝必ず20分ランニングする」などと意気込むことはありませんか?
それで継続できているのであれば・・・素晴らしいですね!もちろんそのまま続けて頑張っていきましょう。
もし継続できなかったという方。意外と楽しめるのが飽きたら違う運動に切り替えてみるという方法。例えば(ちょっと裏技っぽいですけど)いろんなスポーツクラブに体験で行ってみる、休日はちょっとした旅行気分で山上りをしてみる、などなど。アスリートを目指すのであれば厳密にやらなければいけないかもしれませんが、健康維持を目的とする場合はもっと柔軟に考えてみると、案外続くなと実感することは多くあります。

 

・他の人と一緒に運動する

やはり一人だと怠けやすくなってしまうのは誰しもあることじゃないかなと思います。共通の趣味(運動)をもった人と一緒にやることで、刺激にもなりますし、怠けそうなときにはお互い励ましあったりもできますね。

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4.まとめ

・健康寿命=健康寿命とは介護や医療に頼らず、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間
・平均寿命と健康寿命の差は男性の平均で男性約9年、女性は約13年
・健康寿命を延ばすことは金銭面をはじめいろいろなメリットがある
・運動の習慣を作ることが大切!
・継続のコツは「同じ運動に固執しない」「人と一緒にやってみる」

健康は失わないとその大切さになかなか気付けないですよね。それでも、この記事を読んだことによってみなさんがちょっとでも健康に気を使っていただけるようになったら嬉しいなと思います。

 

■参考
サワイ健康推進課「女性の方が寿命が長い3つの理由」
http://www.sawai.co.jp/kenko-suishinka/theme/201603.html


著者紹介

南 洋佑

WelbyMedia専属ライター

学生時代に参加した医療系アプリ開発コンテストで、禁煙アプリを作り入賞したことで、医療に強い関心を持つ。体や食事、栄養の知識をより役立て、患者様に届けたいとの想いからWelby Mediaの編集を担当すべく、株式会社ウェルビー(Welby)へ入社。
元高校球児で体を動かすことが得意。大学の卒業旅行として、千葉県から福井県まで”ママチャリ”で旅をしたことも。「わかりやすく、面白く、親しみやすく」をモットーに、Welby Mediaの記事の執筆に従事する。


本記事は、医療・健康に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証したり、標ぼうするものではなく、また医師・医療従事者等による情報の提供は、個別具体的な患者に対する診断・治療行為ではありません。本メディア上の情報や利用に関して発生した損害等に関して、弊社は一切の責任を負いかねます。すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。本コンテンツに関するデータ、掲載内容、出演/監修者等の所属先や肩書、提供先の企業/団体名やリンクなどは掲載当時のものです。


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