2型糖尿病の人は朝食抜きで遅い夜食を食べている

牛丼セット

日本最大規模の医療機関関係組織である全日本民主医療機関連合会(民医連)が行った調査結果から、2型糖尿病の人は一般の人に比べ、朝食の欠食率が高いことがわかった。
この調査は2012年3月時点で2型糖尿病と診断された20~40歳の患者で、調査に合意した人782人が対象。患者の内訳は男性525人、女性257人、平均年齢は34.5歳だった。
調査では診療録からわかる情報を調べ、同時に患者にアンケートに回答してもらった。2012年7月に初診時と調査時のHbA1c、受診動悸、合併症、治療法、BMI、定期健診の有無、運動習慣、食習慣、睡眠などについて調べられ、2013年6~7月には診療録の追跡調査を行った。

■男女とも高い朝食欠食率

調査の結果、運動習慣については、被験者の27%が「週に2回以上の運動をしている」という結果で、全国平均と比べて大きな差はみられなかった。一方、目立ったのは朝食の欠食率で、男性の全国平均で30代の朝食を食べない人が25.8%であるところ、2型糖尿病の人では41.9%、女性の30代全国平均が14.8%のところ、2型糖尿病の人では42.5%と、大きな差がみられた。

【朝食欠食率】
0316_朝食欠食率

■BMIが高い人は夜10時以降に食べている

肥満は2型糖尿病の大きな原因の一つだ。この調査で肥満につながりやすい夜10時以降の食習慣も調べられた。その結果、患者全体では、夜10時以降の食事を週3回以上とる人は少ないが、BMIで分けてみると、男女ともBMI25~35の患者は夜10時以降の食事頻度が高いという傾向がわかった。

【BMI値と22時以降の食事の頻度の相関】
150317_BMI値と22時以降の食事の頻度の相関

同じ調査で喫煙率をみると、男性は全国平均とほぼ同等だが、女性は高率。飲酒率は男女とも高率だった。また、貧困など経済状況が悪い人ほど糖尿病性網膜症や糖尿病性腎症の有病率が高いこともわかった。
(取材・文/竹島由起)

【用語】
■BMI
BMIとは、[ 体重 ÷ 身長 ÷ 身長 ]で算出した体格指数のこと。体脂肪量とよく相関する肥満指数として国際的に使われている。身長から標準体重を算出する場合は、[身長(m)×身長(m)×22]で求めることができる。
150317_BMI値

◆グラフ引用:放置されてきた若年2型糖尿病 ―2型糖尿病の未来予想図―暮らし、仕事と40歳以下2型糖尿病についての研究(MIN-IREN T2DMU40 Study)報告書
http://www.min-iren.gr.jp/data/2014/141014_01.pdf#search=’%E6%A0%BC%E5%B7%AE%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%A7%E5%95%8F%E9%A1%8C%E5%8C%96%E3%81%99%E3%82%8B+%E8%8B%A5%E5%B9%B42%E5%9E%8B%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85


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