【市民公開講座報告】正常な血圧って何だろう

kouketsuatsu

2014年10月17日(金)にパシフィコ横浜で開催された、第37回日本高血圧学会総会の市民公開講座「正常な血圧って何だろう」に参加してきましたので、その中の講演内容の一つである島本和明氏(札幌医科大学 学長)の講演、「『高血圧治療ガイドライン2014』と生活習慣病について」から高血圧初心者のためのトピックスをご紹介いたします。

高血圧の基準

高血圧の基準は日本だけでなく世界的にも収縮期血圧(最大血圧)140mmHg、拡張期血圧(最小血圧)90mmHg以上であり、収縮期、拡張期ともにその基準を下回っているときに正常域とするそうです。

こちらは高血圧ガイドライン2014年で発表された基準となっております。

日本高血圧学会の血圧分類
(世界共通の血圧分類)
収縮期血圧(mmHg) 拡張期血圧(mmHg)
正常域血圧 至適血圧 <120 かつ 80
正常血圧 120-129 かつ/または 85-89
正常高値血圧 130-139 かつ/または 90-99
高血圧 Ⅰ度高血圧 140-159 かつ/または 100-109
Ⅱ度高血圧 160-179 かつ/または 100-109
Ⅲ度高血圧 ≧180 かつ/または ≧110
(孤立性)収縮期高血圧 ≧ 140 かつ <90

高血圧の基準を超えると、将来、脳卒中や心筋梗塞になる可能性が高くなるということです。高血圧と診断された人も今からだに異常(異変)がないからと、治療をやめてしまう人がいるそうですが、将来、動脈硬化や脳卒中になる可能性が高いので継続した治療が大切だということでした。

患者さん向けの冊子『高血圧の話』が新たに配布

今回の市民講座から、新たに患者さん向けの『高血圧の話』という冊子が配布されていました。

新しくなった『高血圧治療ガイドライン2014』が医師向けに作られているものに対して、今回の『高血圧の話』は患者さん向けに作られたものです。

・血圧はどこまで下げたらよいのですか?
・薬以外にどんな治療がありますか?
など
患者さんから実際に病院に寄せられた質問を集めて作成されているそうです。

例えば、

「薬を飲み忘れた時はどうすればいいのですか?」の質問には、

(以下、『高血圧の話』より抜粋)
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降圧薬は、1日1〜3回服用することで血圧が管理されます。薬の飲み忘れが多いのは昼と夜です。飲み忘れた場合は次の表を参考にしてください。くれぐれも2回分を一度に服用しないでください。

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以上のような服薬を忘れた場合の対処は、必ずしもすべての人に当てはまるものではありません。できるだけ家庭血圧を計り、そのうえでかかりつけ医と相談して決めることをおすすめします。服薬を忘れた場合にどうするかも、医師と相談しておくとよいです。
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実際にどのような対応をすれば良いかが見やすくわかりやすく書かれてあります。病院などに置かれると思いますので、ぜひ、一度手に取って読んでみてください。

執筆者紹介

Welbyベアー

Welby Bear(ウェルビー ベアー)
Welby Media編集員

日々、医療者や患者さんと接しながら勉強中。
Welbyのサービスをより分かりやすく、より多くの人に伝えるために、頑張ります!


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