グループ教育は効果が大きいとの研究結果

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糖尿病の治療方法や社会生活との両立の仕方について、セミナー等の教育を受けることが重要であるとされています。
これまでそれは1対1の個人単位で行われることがほとんどでした。しかし、今回カナダの研究班が、グループでの教育と個別での教育を比較した結果、グループ教育でのほうがその後の血糖管理がよく、高血糖・低血糖で入院する回数も少なかったことがわかりました。

この研究班ではオンタリオ市で糖尿病教育プログラムを受けている患者約8万人を特定し、受けている教育の種類とその後の健康状態を1年間経過観察しました。
その結果、まず71%は個別教育のみを受けており、1対1で教育が行われている現状が浮き彫りになりました。
そして経過観察の結果、低血糖・高血糖で緊急搬送される率がグループ教育を受けている患者のほうが約半分であったことがわかったのです。また、HbA1cの定期測定を受けている確率がグル―プ教育のほうが高く、適切な診断も受診していることを示唆していました。

今回オンタリオ市全域を調査対象としたため、グループ教育の中身はそれぞれのクリニック・病院によっており、統一されたプログラムが提供されていたわけではありません。
それでもこのような結果がでた理由として、「グループのほうが教育を受ける時間が長いことが疑われる。一人当たり20分程度の個別指導よりも、たとえば半日かけたグループ教育のほうが効果が高いということではないか?」と話していました。
◆参考:Group Diabetes Education Better Than Individual Counseling

もしグループ教育の方が効果が高いということになれば、それは患者本人・病院双方の負担軽減につながる可能性があります。
個人的には、患者の治療熟達度によって変化をすると感じます。日本では個別指導が中心である一方で、各種セミナーや患者会を開催しているクリックも多いと感じます。
患者教育の方法についてはまだ研究が進んでいます。研究が進み、多くの患者がうまく県く管理できるようになるといいですね。

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◆「Welbyレポート

執筆者紹介

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ヘルスケア・コンサルタント
谷口諭
URL: http://www.mystar-japan.biz/

糖尿病患者団体マイスター・ジャパンの事務局、YOKOHAMA-VOXのスタッフを務める。炭水化物量検索アプリ「Carbodata」の運営をする他、教育的観点からのヘルスケア分野の著作、セミナーの開発を行う。


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