インスリンは一種類ではない

おじさん

「最近おとうさんの高血糖状態が続いているんです。」
このような相談をある専門医が受けたそうです。

このご家族は教育入院退院後、訪問医療を受けていました。
奥様が夫の食事や服薬等を熱心に管理をしており、高血糖になる理由がわからないと現場のスタッフは言っていたそうです。

スライディングスケールを用いてインスリンの投与量を決定していました。
スライディングスケールはあらかじめ血糖値に応じたインスリン量を決めておき、自己測定血糖値の高さに応じてインスリンの投与量を決定する治療方法です。
しかし、話を聞いている限りは適切に投与量を決定しているようでした。
◆参考:前向き用量調節(スライディングスケール法)

それでは高血糖の原因はどこにあるのか?
今度は投与しているインスリンの確認をしました。すると驚くことに持効型インスリンが出てきたそうです。持効型インスリンは1日を通して少量ずつ分泌される基礎インスリンを補うもので、スライディングスケールにはあっていません。もちろん処方もされていません。
そこでどこで手に入れたかを尋ねたところ、入院前に使用しており、余っていたので使ったという返答が返ってきたそうです。
◆参考:All Insulins Not the Same

インスリンといっても、様々な種類があります。種類ごとに特徴があり、治療方針にあわせて適切なものを選択することが重要となります。
ぜひ主治医の指示に従って服薬をしていただきまようお願いいたします。

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執筆者紹介

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ヘルスケア・コンサルタント
谷口諭
URL: http://www.mystar-japan.biz/

糖尿病患者団体マイスター・ジャパンの事務局、YOKOHAMA-VOXのスタッフを務める。炭水化物量検索アプリ「Carbodata」の運営をする他、教育的観点からのヘルスケア分野の著作、セミナーの開発を行う。


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