間違えがちな糖質計算

計算

「いつも通りインスリンをうっているのに、血糖値が高めなんですよね。」

ある患者さんが主治医に相談をしたそうです。

彼女はほぼ毎朝フレンチトーストを食べていたそうです。
しかし、その量やタイミングなどを変えていないにも関わらず、ある時から血糖値がぐーんと上がるようになったのです。

みなさんはその原因が何だと思われますか?
調査の結果わかったのは、シロップを変えたことが原因だったということです。
この患者さんは従来人工甘味料を用いたシロップを使っていたそうです。
しかし、今回たまたま買ったシロップが砂糖を原料にしていたため、同じシロップ量でも糖質量が6倍もあったのです。
◆参考:Is It Sugar-Free or Isn’t It?

同じぐらいの甘みがあっても、人工甘味料を用いている場合、血糖値に与える影響は大きく違います。
最近発売されているダイエット目的の人工甘味料は摂取をしても吸収されにくく、分解されて血糖にならないためです。

糖質量の推測を間違えることで血糖値が上がることがあれば、必要な時に十分補えないこともあります。

先日、ある患者から運動時の水分・糖質補給についてお伺いをしていました。
自転車をこいでいて、途中コンビニでスポーツ飲料を飲んだそうなんです。
それで血糖値があがると思いきや回復せず、途中で追加捕食をしたそうです。
そこで原因を考えたところ、スポーツ飲料が糖質を抑えたタイプであったことに行き着いたそうです。
「あくまでもトレーニング中で、レースでなくてよかった。」と話していました。

現在では様々な原料があり、甘い=糖質が多い というわけではなくなってきました。
また、似た商品であっても、メーカーや製造時期によって成分が変化していることがあります。
外で買って飲食をするものにおいては成分表示を見て確認をしましょう!

執筆者紹介

satoshi2

ヘルスケア・コンサルタント
谷口諭
URL: http://www.mystar-japan.biz/

糖尿病患者団体マイスター・ジャパンの事務局、YOKOHAMA-VOXのスタッフを務める。炭水化物量検索アプリ「Carbodata」の運営をする他、教育的観点からのヘルスケア分野の著作、セミナーの開発を行う。


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