肥満外科手術患者の15年経過観察結果

書類

肥満にならないようにすることが一番大事ですが、すでになってしまった人にどのように対処するかも考えなければならない問題です。

その中で極度な「病的肥満」とされる方もいらっしゃいます。

このような「病的肥満」状態の人に対して外科手術を行う場合があります。
手術方法は複数ありますが、いずれにしても減量効果を早く創出することができます。
しかし、長期的な健康への影響はどうなのでしょうか?

今回肥満患者約4000人に対する15年経過観察をした結果が発表されました。このうち343人が外科手術を受けていました。
その結果は次のようなものでした。

  • 30%の患者は血糖値が正常な範囲に戻っていました
  • 7%の患者が糖尿病を再発していました
  • 外科手術を受けた患者群は心臓疾患の発病率が大幅に低くなっていました

また、この調査では糖尿病の有病期間が短い患者、また手術から2年間の体重変化が大きい患者のほうが15年後の糖尿病有病率が低いことがわかったそうです。
これはインスリンを分泌するベータ細胞への負担が短期間であったことが原因でないかと調査班では推測をしています。
◆参考: Bariatric Surgery Has Better Outcomes after 15 Years

短期的な結果も大事ですが、生涯にわたって健康維持をどのようにするべきか。
そのための技術開発が今後ますます進むことを望みます。

執筆者紹介

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ヘルスケア・コンサルタント
谷口諭
URL: http://www.mystar-japan.biz/

糖尿病患者団体マイスター・ジャパンの事務局、YOKOHAMA-VOXのスタッフを務める。炭水化物量検索アプリ「Carbodata」の運営をする他、教育的観点からのヘルスケア分野の著作、セミナーの開発を行う。


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