病院・学校の連携のあり方とは?

学校2

糖尿病をはじめとして、慢性疾患を持つ子供が体調管理をするためには学校でのサポートが重要とされています。
先生や保健室の理解とサポートはもちろんのこと、友人や友人の親などの理解も重要とされています。

学校のサポートを得るにあたって、様々なコミュニケーション方法が試されています。
例えば学校向けの説明資料を作成している糖尿病患者会などもあります。
また、先生の方が積極的に勉強をしているケースもあるようです。

学校がカルテ情報を閲覧する実験

アメリカでは理解を超えて、より積極的に本人の健康情報を入手してサポートしようとする取り組みが実験的に行われています。
アメリカのある学校区では、糖尿病や喘息などの慢性疾患を抱える患者1500人のカルテ情報を閲覧できる状態を創出しました。学校の看護師や担任の先生が情報に基づいてサポートができるようにしたのです。
その結果、看護師は「より適切なサポートができた」と語っています。
具体的には以下のような効果が合ったそうです。
・指導されている目標血糖値を把握することで、安心して補食やインスリン投与のサポートを行えた
・ケガをした生徒が、ちゃんと治療をうけたかを確認することができた
・疾病の進行や治療計画を直接把握することができた
◆参考: Giving School Nurses Access To Medical Records Improves Care

本人の管理能力向上を図る

学校のサポート体制を充実させる一方で、患者本人の管理能力を向上させることも大事です。
そのためには患者会等が主催している夏のキャンプがおすすめです。
これは医師や看護師のもとで、子供の糖尿病が集まり、共同生活をするものです。
共同生活をする中で糖尿病の理解を深めたり、学校生活における実践的な治療方法を学びます。
「サマーキャンプに参加することで、一人でインスリンを打てるようになった」という患者は多くいます。
ご興味ございましたら、日本糖尿病協会に一覧がございますのでご参照ください。
◆参考: http://www.nittokyo.or.jp/event/patient/summer_camp/

病気について理解できない年齢で発症をすると、本人にとってはとてもフラストレーションがたまる状態になるかもしれません。
どのようにサポートをするとイキイキとした学校生活を送れるのか考えて行きたいですね。

執筆者紹介

satoshi2

ヘルスケア・コンサルタント
谷口諭
URL: http://www.mystar-japan.biz/

糖尿病患者団体マイスター・ジャパンの事務局、YOKOHAMA-VOXのスタッフを務める。炭水化物量検索アプリ「Carbodata」の運営をする他、教育的観点からのヘルスケア分野の著作、セミナーの開発を行う。


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