十分な診療時間は何分か?


約70%の診療は10分以下

みなさんは主治医とコミュニケーションできていますか?
主治医と適切なコミュニケーションをはかることは適切な治療をする上で重要です。

現在診察の70%は10分以下となっています。
下の図は外来患者の診察時間の年次推移です。
外来患者の診察時間の年次推移

コミュニケーションの質は時間だけで決まるものではないと思います。
少なくとも私自身はこれまで急かされた、という感覚を持ったことはありません。
しかし、気になるデータも出てきています。

診療中の疑問の半分しか追求しない医師

これはアメリカの調査結果なのですが、
医師が診療中に持った疑問のうち、51%しか調査・追求しないことがわかってきました。
治療薬に関する疑問や症状に対する疑問を医師が診察中に持ったとしても、それを追求していないのです。
この研究では追加検査等の有用性に対する疑問や時間的制約が追求を阻んでいるとしました。特にアメリカの場合は追加検査等の必要性を医療保険会社が認めない場合、保険会社が補てんをしてくれません。このようなプレッシャーも影響をしているのかもしれません。
参考: Clinicians Pursue Only Half of Clinical Questions Raised at Point-of-Care

日常的な診察の中でいかに病気を早期発見するかが本人のQOL維持だけでなく、医療費削減をする上で重要とされています。
また、今後は一層生活習慣病予防における役割も期待をされています。
どのような診察が理想的なのか、様々な制約がある中で模索をしていくことが重要だと思います。

執筆者紹介

satoshi2

ヘルスケア・コンサルタント
谷口 諭
URL: http://www.mystar-japan.biz/

糖尿病患者団体マイスター・ジャパンの事務局、YOKOHAMA-VOXのスタッフを務める。炭水化物量検索アプリ「Carbodata」の運営をする他、教育的観点からのヘルスケア分野の著作、セミナーの開発を行う。


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