メタボ対策と同じようにはいかない小児肥満対策


アメリカで進む小児向け健康プログラム

子供の時の健康状態が大人に与える影響が大きいことがわかってきています。
そのために、様々な予防施策が図られています。
特に早期発見、早期治療の流れは強まっています。

例えば、アメリカでは Let’s Move! というキャンペーンを、Michelle Obama大統領夫人が先導役になって進めています。
いわゆるラジオ体操を開発し、人気歌手のBeyonceも出演したビデオをテレビやWEBで流していたり、有名人を活用した健康的な食習慣の呼びかけをしています。加えて、これらの教材の活用をサポートする、親や学校向けの支援プログラムを提供しています。
参考: Let’s Move!

明らかになる子供を「肥満」とラベリングする危険性

しかし、一方で子供に「太っている」と伝えることが自己認識に影響することも心配されています。
先日発表された研究では10歳の女子2000名を10年間にわたり追跡調査をした結果、その1188名が「太っているといわれた」経験があることがあることがわかりました。
また、そのように言われた子供たちのほうがBMIが高い傾向が強く、より関係が親密な人(親など)から言われたときのほうが影響が大きいことを示唆する結果が出たそうです。
研究者は「この研究結果は健康状態に対するラベリングが長期間にわたり、大きな影響を子供に与えることを示唆しています。」と話していました。
参考: Calling girls ‘fat’ may result in weight gain

社会人であれば特定保健診断(通称:メタボ検診)のように、健康診断でリスクが高い人を特定し、必要なサポートを提供すればいいかもしれません。しかし、仮にそのラベリングをすることが悪影響がある場合、どのようなアプローチをするべきなのでしょうか?解決策を見いだすことは簡単ではなさそうです。

健康的な社会を作る上では必要なことですので、今後の様々な施策に期待しています。

執筆者紹介

satoshi2

ヘルスケア・コンサルタント
谷口 諭
URL: http://www.mystar-japan.biz/

糖尿病患者団体マイスター・ジャパンの事務局、YOKOHAMA-VOXのスタッフを務める。炭水化物量検索アプリ「Carbodata」の運営をする他、教育的観点からのヘルスケア分野の著作、セミナーの開発を行う。


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