アプリやウェアラブルは医療で使えるのか?


みなさんは記録アプリやウェアラブルは使われていますか?
健康アプリの数は数知れず、ウェアラブルにいたっては今年1年で1700万台出荷予定とのことです。少なからず使用者は増えているということだと思います。

しかし、これらは医療に使えるのでしょうか?

10%を超える誤差も

ある実験で、自動的に移動距離や歩数を測る2つのアプリをiPhoneにインストールしました。
同じ24時間において、片方は3070歩、もう片方は3363歩を記録していたそうです。
誤差は10%もあったことになります。
参考: For Fitness Bands, Slick Marketing but Suspect Results

一方で、ウェルビーのように患者がライフログ・服薬ログを入力するものや、血糖測定器や体重計のデータを記録するものは実際にすでに病院等で使われ始めています。
ある調査によれば59%の意思は医療アプリの利用を検討しているそうです。
参考:医療現場に増えるスマートドクター、59%の医師が医療アプリの利用を検討または利用中

目的にあった精査を

現時点で医療で使われているアプリと、つかわれていないアプリの決定的な違いの一つは、その情報の正確性をだれが担保するかではないかと考えます。
本人が入力をしたり、医療機器が記録したデータであれば、その正確性は担保できます。
しかしウェアラブルやスマホが記録したデータは、残念ながらまだその正確性は医療で使える状態にないということなのではないでしょうか?

以前参加したアメリカのヘルスケア・イベントで、UCSFの医師は以下のように話していました。
「今のアプリやウェアラブルの正確性では医療には使えない。また、使うためにはスマホを買ってもらったり、ウェアラブルを買ってもらったりしなくてはだめで、これらが高いのも難点。だからこそ、今はだれもが使えるSMSを使ったテキスト配信にとどめている。」
「しかし、モチベーションの維持には有効だと感じている。運動を楽しくしてくれるのは多いに結構だ。」

アプリやウェアラブルを一色淡にするのではなく、

  • 医療目的のもの
  • モチベーション維持が目的のもの

分別をつけることが肝要ではないかと考えます。

執筆者紹介

satoshi2

ヘルスケア・コンサルタント
谷口 諭
URL: http://www.mystar-japan.biz/

糖尿病患者団体マイスター・ジャパンの事務局、YOKOHAMA-VOXのスタッフを務める。炭水化物量検索アプリ「Carbodata」の運営をする他、教育的観点からのヘルスケア分野の著作、セミナーの開発を行う。


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