糖尿病患者に網膜症検査アプリを提供する試み


糖尿病網膜症とは

糖尿病は、血糖管理がうまくできないと様々な合併症を引き起こします。
その代表的なもののひとつが糖尿病網膜症です。

糖尿病性網膜症は、糖尿病によって血流が悪くなり、網膜に十分に栄養等がいかなくなることが原因です。この状態を改善するべく、新しい血管が次々とできます。
新生血管が破れて網膜の表面や眼球内(厳密には硝子体内)に出血が広がると、視力に大きな影響を及ぼします。
糖尿病は視覚障害の19%の原因とされており、ケアが大切だとされています。
参考: 糖尿病による失明・網膜症

アプリを使って糖尿病性網膜症を早期発見

網膜症は早期発見と治療と発見です。
これまでは「見え方が変わったら連絡ください」というしかありませんでした。
そこでUCLA(University of California Los Angeles)はこのたび糖尿病患者に視力検査のアプリを渡し、定期的に検査するよう指導しました。
医師は管理画面から患者の成績を確認することができる仕組みになっていました。

今回UCLAでは60名の1型と2型糖尿病患者にアプリを配布し、随時使用するように指導をしたそうです。
その結果、アプリの使用頻度は想定以上で、具体的に1名は視力の変化を検知し、早期治療につながったようです。

服薬や血糖管理のためのアプリはたくさんありますが、合併症の予防を目的として使われることはあまりありませんでした。
アプリですべてが解決されるとは思いませんが、健康であり続けることがよりしやすくなるといいですよね。

参考: UCLA pilots mobile vision testing app for patients with diabetes

執筆者紹介

satoshi2

ヘルスケア・コンサルタント
谷口 諭
URL: http://www.mystar-japan.biz/

糖尿病患者団体マイスター・ジャパンの事務局、YOKOHAMA-VOXのスタッフを務める。炭水化物量検索アプリ「Carbodata」の運営をする他、教育的観点からのヘルスケア分野の著作、セミナーの開発を行う。


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