専門医の診察数が、かかりつけ医を上回る


かかりつけ医と専門医とは?

みなさんには「かかりつけ医」はいますか?
欧米での「かかりつけ医」は、長期間にわたって必要な医療を提供する医療者のことです。欧米においては、基本的な医療ケアを求める場合、まず最初にかかりつけ医に行くのが通例となっています。

一方、医療の発達により、それぞれの分野に特化した医療者が増加しています。
たとえば、糖尿病領域では日本糖尿病学会専門医制度が設けられています。
自分が必要としている治療を認識している場合、より専門医に任せる傾向が強まっています。

診察数が逆転した2013年

このような変化がある中で、2013年は記念するべき年となりました。
アメリカではじめて専門医の診察数が、かかりつけ医を上回ったのです。
全診察のうち、51%が専門医によるものでした。
参考: More patients chose specialists over primary-care docs in 2013

一般的に、専門医の治療の増加は診察あたりの医療費増加につながるとされています。
そのために、この傾向を好ましくないとする声もあります。
一方、かかりつけ医にアクセスできないことが原因である可能性も指摘されています。

この研究をまとめたAAFPは次のように語っています。
「生活習慣病の増加を踏まえ、かかりつけ医の役割がさらに重要になってくるとされています。患者の健康を総合的にとらえ、早期発見に加え、生活習慣に対する働きかけをすることがかかりつけ医に期待されます。」

今後かかりつけ医と専門医が果たす役割は変化していくのでしょうか?
来年の調査結果に要注目です。

執筆者紹介

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ヘルスケア・コンサルタント
谷口 諭
URL: http://www.mystar-japan.biz/

糖尿病患者団体マイスター・ジャパンの事務局、YOKOHAMA-VOXのスタッフを務める。炭水化物量検索アプリ「Carbodata」の運営をする他、教育的観点からのヘルスケア分野の著作、セミナーの開発を行う。


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