吸引するインスリンが開発へ


糖尿病患者にとって、インスリンを注射することが「つらい」「めんどくさい」という方も少なくなりません。
そこで吸引をするインスリンが開発され、この度FDAの認可がおりました。

注射が血糖管理の障害に

インスリンは分子が大きすぎるため、経口薬では吸収されにくいとされてきました。そこでその開発当初からインスリンは注射による投与が行われてきました。

しかし、注射に対する抵抗を強く感じる人が多く、それが適切な血糖管理の障害となっているケースもあります。
ある調査によれば、糖尿病患者の約73%が「注射は絶対にやりたくない」と答えています。
痛くない注射針の開発など、注射も技術革新が進んでいます。それでも抵抗を和らげるには至っていないのが現実のようです。

参考:糖尿病とインスリン注射に関する意識調査

吸引できるインスリンが認可される

そこで今回開発され、FDAの認可を受けたのは吸引するインスリンです。
まだその即効性や肺への影響について疑念が残る部分もあるようですが、今回の認可をうけて今後製品化にむけた道が開かれたことになります。

ただし、今回開発と研究を行っているのはスタートアップ企業です。今後製造を担ってくれる製薬メーカーを探し、連携をはかることが必要となります。従いまして、市場にでてくるにはもう少し時間がかかりそうです。

インスリンが吸引薬になることで、より快適に血糖管理ができるようになればいいですね。
今後の進展が楽しみです。

参考:Inhaled Insulin Could Be One Step Closer

執筆者紹介

satoshi2

ヘルスケア・コンサルタント
谷口 諭
URL: http://www.mystar-japan.biz/

糖尿病患者団体マイスター・ジャパンの事務局、YOKOHAMA-VOXのスタッフを務める。炭水化物量検索アプリ「Carbodata」の運営をする他、教育的観点からのヘルスケア分野の著作、セミナーの開発を行う。


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