頭痛は高血圧の症状なの?〜高血圧と頭痛の関係性を知ろう〜

頭痛は高血圧の症状なの?〜高血圧と頭痛の関係性を知ろう〜

こんにちは!Welbyメディア編集の海老澤です。

高血圧」は自覚症状がない疾患であるため、気が付かないうちに、命に関わるような合併症を引き起こす可能性があることから、「サイレントキラー」と呼ばれています。
しかしながら、自覚症状がないとされているにも関わらず、多くの人が「高血圧」の症状として「頭痛」を訴えています。頭痛は「高血圧」の症状なのでしょうか。
そこで本エントリーでは、「高血圧」と頭痛の因果関係について紹介していきたいと思います。

1.高血圧とは

高血圧とは

高血圧」の患者数は、厚生労働省の「平成26年(2014)患者調査の概況」によると、治療を継続しているとされる人は、1,010万人いるといわれています。そして、「高血圧」であることを自覚していない人や、治療をしていない人を含める潜在患者の数は4,300万人といわれています。

参考:厚生労働省 平成26年(2014)患者調査の概況


■高血圧は自覚症状がない疾患


自覚症状のない「高血圧」ですが、30代以降に急に増加する傾向にあります。
健康診断で「高血圧」と診断されるも、体に顕著に現れる自覚症状がないことから、そのまま放置してしまう人も少なくありません。
しかし、サイレントキラーと呼ばれる「高血圧」、何らかの症状が現れた時は、命に関わるような疾患につながる可能性もあるのです。

2.高血圧と頭痛の因果関係について

高血圧と頭痛の因果関係について

高血圧」になると、頭痛という分かりやすい症状を訴える人も多くいます。しかしながら、頭痛は本当に「高血圧」の症状なのでしょうか。

2-1. 高血圧の人が頭痛を起こしたら要注意

「一般に、頭痛はなんらかの原因で脳の血管が拡張し、神経を刺激することから起こるとされています。
しかし、高血圧の場合には、少し事情が違います。仮に血圧が上昇しても、私たちの体には脳の血流を正常に維持するシステムが備わっているので、通常は脳の血流圧(灌流圧)は影響を受けず、高くなりません。それにもかかわらず頭痛が起こるのは、脳内になんらかの異常(変化)や動脈硬化などの障害が生じている可能性を示しています。
実際に、頭痛と高血圧がセットになった場合、「高血圧性脳症」や「脳出血」などの重大な病気のリスクが高いことが分かってきています。」

引用:オムロン 知っておきたい、頭痛と高血圧の関係

高血圧」は前述したように、自覚症状のない疾患です。
頭痛、めまい、顔面の紅潮、疲労などが同時に生じると、「高血圧」の症状とされることがよくありますが、これらの症状は「高血圧」の人だけでなく、正常な血圧の人にも現れます。
そのため、「高血圧」が原因で頭痛が起こる、と言い切ることは難しいように思われます。

しかし、「高血圧」を治療しない状態が続くと、脳、眼、心臓、腎臓などの状態が悪くなり、何らかの症状が現れるようになります。主な症状は、頭痛、疲労感、吐き気、嘔吐、息切れ、不安感などです。
つまり、頭痛がおきると「高血圧」が重症化して身体に何らかの異変が起きている可能性があります。

2-2. 頭痛の起こる高血圧

長期に渡り「高血圧」の症状を放置していると、「高血圧緊急症」と言われる危険な状態を招いてしまいます。頭痛の起こる「高血圧」には主に以下のようなものがあります。


■高血圧性脳症


重度の「高血圧」では、脳にむくみが生じ、激しい頭痛や吐き気、嘔吐、傾眠、錯乱、けいれんなどがみられ、昏睡状態に陥ることもあります。


■悪性高血圧


血圧が急激に上昇し、脳や心臓、血管、腎臓などに障害を起こしてしまい、命に関わることもあります。多くは血圧が180/120mmHg以上まで上昇します。

このような「悪性高血圧」や「高血圧性脳症」は、緊急性の「高血圧」であり、重篤な場合は死亡する恐れがあるので、一刻を争うが治療が必要となってきます。
その他、褐色細胞腫による「高血圧」でも、ひどい頭痛、不安感、動悸、異常な発汗、ふるえ、蒼白などがみられます。

2-3. 頭痛は高血圧の合併症の可能性があり

高血圧」だからといって、必ずしも頭痛が起こるわけではありません。
高血圧」で頭痛がある場合、病状が進行していたり、合併症などの疾患が原因とされています。

そのため、「頭痛は高血圧の症状のひとつだ」と安易に考えるのではなく、頭痛の原因を探っていかなければなりません。
もちろん、頭痛はなかったとしても、「高血圧」が命に関わるような疾患の危険因子となっているので、「高血圧」の合併症についても確認しておくようにしましょう。詳しくはかかりつけ医にご相談ください。

3.高血圧が引き起こす疾患は?

高血圧が引き起こす疾患は?

サイレントキラーと呼ばれる「高血圧」ですが、頭痛が起きてまず心配になるのが「脳卒中」です。日本では長い期間、死因の第一位だった疾患です。
「脳卒中」は脳血管障害とも言われ、脳の血管が破れたり、詰まったりして、その部分の脳の働きが失われてしまう疾患です。
高血圧」は「動脈硬化」の原因となり、「脳卒中」などを引き起こす可能性があります。
脳卒中には下記の種類があります。

3-1. 脳出血

脳の血管が「動脈硬化」を起こしてもろくなっている状態で「高血圧」が続くと、さらにもろくなり、ついには破れて脳の中で出血が起こります。

3-2. くも膜下出血

頭蓋骨の下にくも膜という透明な薄い膜があり、その内側に脳があります。
くも膜の下に脳に血液を送る血管があり、この中に動脈瘤(じょうみゃくりゅう)があったり、「動脈硬化」があると、血圧が高くなったときに急に破れてしまいます。

3-3. 脳梗塞

脳の血管が細くなったり詰まったりすることにより、血液が届かなくなり、脳の細胞が死んでしまう状態を指します。詰まった場所によっては、運動障害や意識障害、知覚障害などの様々な症状がおきます。

4.頭痛を改善させるには?

頭痛を改善させるには?

高血圧」のときの頭痛は放置しておくと危険なことが分かりましたが、実際に頭痛が起きている場合には、どのようにしたら良いのでしょうか。


■高血圧の解消が重要


慢性的に頭痛がある場合、医師に相談します、そして根本的に「高血圧」を解消していく必要があります。減塩、運動、そして自分にあった薬を飲むことが、「高血圧」の治療の基本です。
ただし、体調や合併症の状況によるため、詳しくはかかりつけ医にご相談ください。
また、頭痛は、水分不足や、換気をしていない環境で起こりやすいといわれています。できることは注意していくといいでしょう。

5.まとめ

高血圧」の症状のひとつに頭痛があるのではなく、「高血圧」で頭痛を起こしたら、危険な状態である可能性が高いようです。
軽度な頭痛だからといって、放置しないようにして、医師に相談し、血圧を下げるために取り組んでいくことが重要です。

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