糖尿病の初期症状!病気を知って、症状をチェックして糖尿病対策!

糖尿病の初期症状!病気を知って、症状をチェックして糖尿病対策!

こんにちは!Welbyメディア編集の高橋です。

厚生労働省が実施している平成24年「国民健康・栄養調査」によると、「糖尿病が強く疑われる者」(糖尿病有病者)は約950万人、「糖尿病の可能性を否定できない者」(糖尿病予備群)は約1,100万人日本にいるといわれています。あわせて約2,050万人が「糖尿病」とその予備群であるとされています。
糖尿病」は多くの患者さんがおり、生活習慣病のひとつとして、とても身近な病気といわれています。そのため、「糖尿病」の初期症状や予防法などを正しく把握することが重要です。
本エントリーでは糖尿病初期症状や対策など「糖尿病」について詳しく解説します。

1.糖尿病とは

糖尿病」は大きく4種類に分けられます。

(1)1型糖尿病(インスリン依存型)
(2)2型糖尿病(非インスリン依存型)
(3)その他(遺伝子、臓器の病気、免疫などが影響)
(4)妊娠糖尿病

国内で「糖尿病」を発症している方の大半は生活習慣病のひとつとされる2型糖尿病です。ただし2型糖尿病を経て1型糖尿病を発症する方もいます。予備群とされている方も発症した場合はほぼ2型糖尿病となるため、本エントリーでは2型糖尿病について詳しく解説します。

■糖尿病のメカニズム

糖尿病」とは、体内の血糖値が高い状態が続く病気です。糖分はエネルギーと作り出す大切な物質であり、誰でも食事をすると血糖値は上がります。「糖尿病」ではない方と「糖尿病」を発症している方の大きな違いは上がった血糖値の数値に表れているのです。

通常の血糖値は食後の後でもおおよそ140mg/dlを超えることは少ないというのが一般的です。しかし、「糖尿病」を発症すると食後の血糖値が最大1,000~2,000mg/dlまで上がることもあります。

更に「糖尿病」はこのように高くなった血糖値が下がらないという症状も特徴のひとつです。高血糖の状態は体に大きな負担となり、さまざまな合併症を引き起こす可能性があります。
どうして「糖尿病」はこんなにも血糖値が上昇するのでしょうか。

■高血糖の原因はインスリン

血糖値は血液中のブドウ糖の濃度で変化します。血糖値が高いとうことは、体内でブドウ糖がうまく吸収されずに血液中にあふれてしまっている状態です。ブドウ糖をあふれさせずに正常な血糖を保持する働きをしているのがインスリンです。

インスリンは、すい臓で作られるホルモンです。インスリンは筋肉や細胞に働きかけ血液中の糖分を他の臓器へ運ぶ役割があります。このインスリンの働きによって、食後に上がった血糖値が下がるのです。

糖尿病」の高血糖が続く原因はインスリンがうまく機能していないことにあります。インスリンがうまく機能していない状態とは、すい臓で作られるインスリンの量が足りない、作られたインスリンが正常に筋肉や細胞に働きかけることができない、などがあります。インスリンがうまく機能しない結果、血液中のブドウ糖が他の臓器へ運ばれず高血糖状態が続くことになります。

 

2.これは糖尿病?初期症状をチェック!

糖尿病」の初期段階は自覚症状がないことが一般的です。症状のひとつひとつは日常生活でも起こりえる内容のために、原因が「糖尿病」だとは考えないことの方が多いかもしれません。

・喉や口が渇く
・大量の水を飲み、飲む回数も増える
・尿の回数が増え、量も多くなる

インスリンが正常に機能せず血液中のブドウ糖濃度が高い状態になると、腎臓が何とかして血液中の糖分を排除しようと水分と糖分を尿に変えて排出させます。そのため尿の回数や量が増え、尿の排出にともない体内の水分が減りそれを補うためにしきりに喉が渇くという悪循環が起こってしまいます。

・食欲が異常に増し、いくら食べても食欲が落ち着かない
・体重が何もせずに急激に落ちる
・疲れやすくなる

上記は基本的に「糖尿病」の初期の段階で現れる症状のため、初期症状としての目安になりやすい状態です。血液中にブドウ糖が増え始めると、大量のブドウ糖を排出するために一時的にインスリンが多く分泌されることが原因で食欲に変化がでます。
そのまま病状が悪化すると、エネルギーとしてブドウ糖を処理できないため、筋肉や脂肪が代わりに使われることにより特に運動などをしていなくても急激に体重が落ちてしまうのです。筋肉や脂肪が消耗された結果、すぐに疲れやすくなります。

初期段階では自覚症状がない「糖尿病」ですが、あきらかな自覚症状を感じた時には、病気が進行している可能性もあります。また、検査をした結果、「糖尿病」ではない病気を発見することもあるかもしれません。どんな病気でも早期の発見・治療は重要です。「糖尿病」の初期症状をチェックし、気になる部分がないか自分の体調を確認してみましょう。

 

3.糖尿病対策

初期段階で自覚することが難しい「糖尿病」にはどのようにして、対策をすればよいのでしょうか。

3-1. 健康診断を受けよう

自覚することが難しい病気に対して有効な手段は定期的な健康診断です。「糖尿病」は血液検査のHbA1c(ヘモグロビンA1c)血糖値の数値で判断されます。その他に血圧の高さも大きく関わってくることがあります。普段自分でみることができない血液の状態を定期的に確認することは、「糖尿病」の早期発見・治療にとってはもちろん、他の病気の早期発見にも大切な対策です。

3-2. バランスのとれた食事

糖尿病」を発症しても、予備群の予防対策としても食事の管理が重要です。生活習慣病のひとつである「2型糖尿病」はインスリンの分泌量が不足したり、分泌したインスリンの働きが弱くなることが原因の病気です。元々日本人(アジア人)は欧米人に比べてインスリンの分泌量が少ないため、肉や油などカロリーの高い物が多い欧米化の食事をとりすぎると、糖分の処理が追いつかない傾向があります。そのため、血糖値が常に高い状態になってしまいます。高血糖の状態が日々続くことはすい臓を疲れさせ、インスリンを分泌させる力が更に弱まるという悪循環を引き起こすのです。

必要以上にカロリーを取らず、脂質・タンパク質・ミネラル・ビタミンのバランスの取れた食事をすることは、すい臓の負担を軽くし、すい臓の働きよくすることにつながります。

糖尿病の初期症状!病気を知って、症状をチェックして糖尿病対策!

3-3. 気持ちよく有酸素運動

運動をして体を動かすことは高血糖の改善に効果があります。しかし、急に激しい動きのともなう運動や自分がきついと感じる運動は、怪我や心臓への負担など他の疾患を併発する可能性もあります。そのためウォーキングや軽いジョギング、ストレッチや体操など自分のペースでおこなえる有酸素運動がおすすめです。少しずつでも長期間続けることが重要になります。

まとまった運動時間がとれない場合でも、最寄り駅まで一駅先から歩く・エスカレーターではなく階段を使う・掃除機ではなく雑巾を使って床掃除をするなど、日常の動きでより身体を動かすと意識することが大切です。

 

4.おわりに

本エントリーでは「糖尿病」の初期症状や対策について解説しました。
糖尿病」の初期症状は自覚を持ちにくいということを把握し、自分の体調の変化に細かく気を配ることが重要です。
定期的な健康診断もしっかり活用し、「糖尿病」の早期発見・治療を心がけてはいかがでしょうか。

Welbyマイカルテ

著者紹介

高橋 結

Welbyメディアライター

複数の医療系メディアのライターに従事。
特に公衆衛生やアレルギーなどの領域や処方薬関連のトピックを得意とする。
自身が自律神経の不調を経験したことから脳の仕組みや生活習慣病に興味を持つ。
社会人と並行として大学で心理学・医療・健康・教育と幅広く勉強中。


本記事は、医療・健康に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証したり、標ぼうするものではなく、また医師・医療従事者等による情報の提供は、個別具体的な患者に対する診断・治療行為ではありません。本メディア上の情報や利用に関して発生した損害等に関して、弊社は一切の責任を負いかねます。すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。本コンテンツに関するデータ、掲載内容、出演/監修者等の所属先や肩書、提供先の企業/団体名やリンクなどは掲載当時のものです。


糖尿病や生活習慣病の患者さんのための

つながる自己管理ノート

アプリのダウンロードはこちらから

糖尿病をはじめとする生活習慣病にとりくむために、
自ら情報を得て、自ら行動し、自ら判断出来るクラウドサービス