自己血糖管理は自分で実験して自分で能動的に行動を選択する【患者 北原朋子氏】インタビュー

tomoko_kitahara

1型糖尿病患者である北原朋子さん。
今回から2回にわたり糖尿病患者が生活と治療のバランスをどのようにとったらうまく糖尿病ライフを続けていけるのか、コツを教えていただきます。

「よい健康管理」はHbA1cだけでは測れない

「以前と比べてHbA1cは上がったけど、今のほうがうまく健康管理ができているのよ。」
そう語るのは1型糖尿病患者の北原さん。
彼女は自身の経験をもとに糖尿病患者が自分にあった治療と生活のバランスを見つけるためのサポートを、YOKOHAMA-VOXなどの患者会活動を通して行っている。
糖尿病発症直後の数年間、彼女のHbA1cは5.9%ぐらいだったという。
そしてそのことを当時の主治医に「いいですね!」と評価していただいて、うまく治療ができていると認識していたという。

「今振り返ると、当時きつかったですね。食事管理を厳密にしていました。そして外食をするのが不安になって、人付き合いが減りましたね。飲み会はもちろん、遊びに行くのも気分が進まなくなっていました。あと、スーパーのおやつ売場に近づけなくなってしまいました。でも、医師からは褒められるし、特に問題はないかと思っていました。」

食事管理をしっかりする、毎日30分は運動をする。。。本当に「優等生」的な健康管理をしていた。しかし、その裏には様々な無理があり、メンタルや人付き合いに影響をしていた。

「より多くの人が自分にあった治療法を取り入れたらな、と思います。
生活と治療のバランスの取り方は個人それぞれによりますが、絶対に実現できます。
私と同じような苦しみを経験する人が少しでも減ればと思って、患者会などをお手伝いしています。」

自分でやってみる、管理する が大切

治療と生活のバランスを図るうえで重要なのは「自分で管理する」というマインドだという。
具体的な例として、以下のようなことをあげる。
・糖質1単位食べるとどれくらい血糖値があがるかを把握する。同様にカーボカウントなら糖質10gでやってみる。
・どれくらいの血糖値で、どんな活動を何分位すると低血糖になるかを把握する
・自分でコントロールの目標血糖値を決定する(北原さんは100〜150)

自分で実体験をしてみて学ぶことが大事だという。

「自分の体がどのように反応をするかは実験をしてみないとわかりません。そこで血糖測定をして把握するための努力をしてほしいと思っています。」

そして、自分の血糖値の変動がある程度つかめたら、それに基づいて自分で能動的に行動を選択することが重要だという。

「また、『誰かにさせられる』のではなく、何事も『自分が決めたことを行う』というのがポイントです。 食事も、運動も、全部自分が選択して決めるようにしましょう。そのうえで、自分ではわからない事を主治医に相談すれば良いんです。糖尿病であることを言い訳にしたくなる気持ちはよくわかります。でも、それをしなくて済むようにしてほしいです。」

今ではワーク・ライフ・ヘルスのバランスをうまくとれているという北原さん。

「ちょっと体重は増えちゃったけどね。」と笑って話す。

主治医からも健康管理について問題ないと太鼓判を押してもらっているという。

北原さんはどのようなきっかけで生活と健康のバランスをどのようにとれるようになったのか。
次号でお届けいたします。

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話し手ご紹介

kitahara

1型糖尿病患者
北原 朋子
URL: 糖尿病患者会YOKOHAMA-VOX

1型糖尿病患者。YOKOHAMA-VOXをはじめ、糖尿病患者会の運営をサポートする。
日頃fitbitを活用するなど、いきいきとした生活の中で健康のバランスのとり方を常に実験している。


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