専門医に聞く、「スマホ、PCで自己管理」のメリットとは? 【医師 久保田 章氏】

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向ヶ丘久保田内科の久保田章医師。糖尿病専門医として、診療支援のアプリをいち早く取り入れ、「患者さんと一緒に考える糖尿病診療」を実践しています。デジタルツール利用が治療にどのような影響を与えるか、自己管理に役立つかについて、お話しいただきました。

ーースマホやタブレット端末に糖尿病診療支援アプリを入れ、使っている患者さんはいますか?その声をお聞かせください。

糖尿病関連のアプリは出始めたばかり。これから普及していく段階です。そのため、患者さんの声はそれほど多く聞くわけではありませんが、着実に増えてはいるようです。以前から、ご自身でパソコンの表計算ソフトを使用したオリジナルの血糖値管理表を作成されている方もいらっしゃいますが、やはり手間がかかりますからね。その点、身近なツールであるスマホなどで、血糖値をさっと入力して記録から集計までできてしまうアプリは「大変使いやすい」、「手軽に使えて便利」という声がありますね。

ーー自己管理にアプリを使用した場合、どのような効果や利便性が見込まれますか?

主に2つあると考えます。1つは、アプリを使えば、手軽にしっかりと血糖値の記録が残せるので、患者さんの治療に対する意欲が向上するのではないかということ。現在は糖尿病治療のための優れた薬剤がかなり揃っています。血糖値をコントロールできるかは、患者さんの「モチベーション」が大変重要なのです。自己管理の成果として、血糖値の変化を数字・グラフで可視化し、改善を確認できれば、日々のモチベーションにつながると思います。

もう1つは、アプリで一定期間の血糖値変化をグラフ・リスト等で取りまとめ、効果的な「振り返り」が可能になるということ。診療では「血糖値測定→食事→インスリンを打つ→血糖値測定→食事」という一連の流れから、食生活とインスリンの量を調整し、マッチングさせていくことが「肝」となります。その振り返りに、こうしたアプリで過去1ヵ月の食生活や血糖値の動き、その平均値などを確認できれば、さらに的確なアドバイスが可能となります。

ーーありがとうございました。デジタルツールを活用すると、自己管理の手間が減るのはもちろん、診療における医師とのコミュケーションをさらに円滑にできそうですね。

<おすすめアプリ/サービス>
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◆「Welbyレポート

話し手ご紹介


向ヶ丘久保田内科
久保田章
URL:http://www.kubotanaika.com

京都大学医学部卒業。平成2002年向ヶ丘久保田内科開院。
一般内科と糖尿病専門の診療を行い、糖尿病に関しては、常勤の管理栄養士が食餌療法や栄養相談などにも対応し、最新の治療技術を導入している。ITを利用した治療にも積極的。


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