海外のヘルスケアアプリ事情(前編)

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こんにちは!Welbyメディアの南です。


1.普及する「デジタルヘルス」とその背景

これまでにも当メディアでご紹介させていただきましたが、日本国内では健康管理に関するスマートフォンアプリ(以下、アプリ)が普及してきています。ダイエットや健康維持だけでなく、「Welbyマイカルテ」をはじめ、「糖尿病」や「がん」などの患者さんの、治療中における自己管理をサポートするようなアプリも出てきました。
日本を含む多くの先進国では、慢性疾患患者の増加による医療費の高騰が問題となっています。医療業界の人材不足なども絡み、医療サービスの効率化が必要とされてきていることや、IT技術の発達が、アプリをはじめとした「デジタルヘルス」の普及の足がかりとなっています。

その中でもアメリカは、より先進的な事例がみうけられます。日本の厚生労働省にあたるFDA(Food and Drug Administration:アメリカ食品医薬品局)が、治療貢献につながるアプリを選定し、国民に告知するなど、「お墨付き」をあたえる取り組みが存在します。行政が病気の治療にアプリを使用することを、自己管理や治療における選択肢の一つとして推奨しているのです。医療制度の違いにくわえ、このようなことから、予防や治療に対して有効な可能性のあるアプリは、他国以上に積極的に使われやすい環境にあるといえます。

(参考)モバイルヘルスが医療に革命 17年に230億ドル市場へ
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1700T_X11C13A2000000/

本エントリーでは、そんな海外のアプリを、前編後編に分けてご紹介していきたいと思います。

 

2.海外のヘルスケアアプリ事情(前編)

BlueStarhttp://www.welldoc.com/product/bluestar
提供:Welldoc, Inc.

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Welldoc社が提供する「BlueStar」は、2型糖尿病患者さんを対象としたアプリです。血糖値や服薬・体調の記録、疾患の勉強などができます。また、「BlueStar is prescribed by a healthcare provider. 」「Easy sharing with your healthcare team.」とサービス紹介ページに書かれているように、日々の記録をレポートとしてかかりつけ医に送ることができます。こちらのアプリは2011年にFDAの認証を受けています。

 

glookohttps://www.glooko.com/
提供:Glooko, Inc.

また、Glooko社の「glooko」、Azumio社の「Glucose Buddy」などのアプリも、同様に日々の記録や、かかりつけ医と記録を共有できる機能があります。

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「glooko」は、通信技術が普及してない中で、コードを繋ぎ測定器のデータをスマホに飛ばすという、リリース当時では画期的なサービスを世の中に提供しました。今ではこのようなアプリも数多くありますが、測定結果を記録として残す方法が「紙に書く」だけだった当時は、驚かれた方も多かったのではないでしょうか。

 

Glucose Buddyhttp://www.glucosebuddy.com/
提供:Azumio, Inc.

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「Glucose Buddy」も上記アプリと類似した機能を持ちます。血糖値や食事の記録の確認、疾患の勉強が一つのアプリ内で手軽できることによって、労力が削減できただけでなく、日々の時間の使い方も効率的になったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

3.海外のアプリは「医療者とデータを共有する」という考え方が一般的

今回海外のアプリを調査した中で、このようなアプリの紹介ページには、「share with your medical team.」(あなたのかかりつけ医に、ご自身の記録を共有してください)というフレーズを頻繁に見かけました。海外では、家庭で計測した血糖値や血圧などのデータを、医療者と共有するという考え方が一般的なのであると感じました。
医療者・患者さん、双方にとって、より便利で効果的な自己管理方法が生み出されることによって、治療の大変さを軽減し、生活の質(QOL)を向上させやすい環境ができてくるのは、そう遠くない未来の話かもしれません。

以上、海外のヘルスケアアプリ事情(前編)となります。後編では更にバリエーションに富んだ海外のアプリを紹介していきます。

 
※ご紹介したアプリは、配信されている各国で利用が想定されているもので、国外にあたる日本での利用を推奨されるものではありません。

 

Welbyマイカルテ

著者紹介

南 洋佑

WelbyMedia専属ライター

学生時代に参加した医療系アプリ開発コンテストで、禁煙アプリを作り入賞したことで、医療に強い関心を持つ。体や食事、栄養の知識をより役立て、患者様に届けたいとの想いからWelby Mediaの編集を担当すべく、株式会社ウェルビー(Welby)へ入社。
元高校球児で体を動かすことが得意。大学の卒業旅行として、千葉県から福井県まで”ママチャリ”で旅をしたことも。「わかりやすく、面白く、親しみやすく」をモットーに、Welby Mediaの記事の執筆に従事する。


本記事は、医療・健康に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証したり、標ぼうするものではなく、また医師・医療従事者等による情報の提供は、個別具体的な患者に対する診断・治療行為ではありません。本メディア上の情報や利用に関して発生した損害等に関して、弊社は一切の責任を負いかねます。すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。本コンテンツに関するデータ、掲載内容、出演/監修者等の所属先や肩書、提供先の企業/団体名やリンクなどは掲載当時のものです。


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