飲み物の糖分を考える~糖類ゼロの飲み物

150904_アイキャッチ

近年では「エネルギーゼロ」「糖質ゼロ」「糖類ゼロ」という表示のある飲料を見かけることが増えました。
これらの飲料を飲んだ場合、飲食後の血糖値は上昇するのでしょうか?糖類が「ゼロ」表示でも血糖値が上昇するもの、または糖質が「ゼロ」という表示がなくても血糖値が上がらないもの…などわかりにくい飲料があります。

「〇〇ゼロ」と表記された飲料の多くには、人工甘味料、糖アルコールが使用されています。人工甘味料とは、甘味の成分を人工的に合成してつくられたもので、ほとんどが0kcal。砂糖と比較しても実に200倍以上の甘味を持っているので、飲料などに使用されるのは少量です。
糖アルコールとは天然に存在している甘味のある成分ですが、量がとても少ないこともありこれらも人工的に作られることが多いようです。1gあたり0~4kcalの熱量を持っており、種類により異なります。

糖質、糖類と混乱しやすいので下記の表に記します。
炭水化物…糖質に食物繊維を足したもの
糖質…糖類に多糖類、糖アルコール、人工甘味料を足したもの
糖類…単糖類(ブドウ糖、果糖)と二糖類(ショ糖、乳糖、麦芽糖)の意味
150904_糖質糖類表

飲料の表示は手にした飲み物がどのようなタイプか、表示を見ただけでは迷ってしまうほどです。下記の表を参考におさらいしてみましょう。

【ゼロ・無・ノン・レス】糖類・糖質・炭水化物ともに100mlあたり0.5g未満のもの。
【糖類ゼロ】…糖類(単糖類と二糖類)が100mlあたり0.5g未満のもの。
【糖質ゼロ】…糖類(単糖類と二糖類)、多糖類、人工甘味料、糖アルコールの合計が100mlあたり0.5g未満のもの。

150904_表示内容表※( )内の数値は、100gあたりの場合の基準値になります

【困ったケース①】
「暑い日に清涼飲料水で水分補給をしていたら、ますますのどが渇き高血糖症状を起こしてしまった」
スポーツドリンクなどの清涼飲料水、果汁飲料、炭酸飲料などは1缶またはペットボトル1本あたり20~30g程度の砂糖が含まれていることがあります。飲んだ場合、血糖値が急激に上昇し、高血糖の症状になります。高血糖症状だとさらにのどが渇く、渇くからさらに飲む…という悪循環を招きます。
のどが乾いたら、水や無糖のお茶を中心に水分補給するのがおすすめです。

【困ったケース②】
「低血糖症状時にゼロカロリーのジュースを飲んだが、血糖値が上昇しなかった」
人工甘味料は血糖値が上昇しません。インスリンなどの薬物療法を行っている方は、ブドウ糖など即座に血糖値を上昇させるものを摂取する必要があります。かかりつけ医療機関に薬物療法の内容と低血糖症状が起きた場合の対処法について確認しておきましょう。

<関連サービス>
◆Welby血圧ノート
http://www.welby.jp/service/bp/
◆Welby血糖値ノート
http://www.welby.jp/service/bs/
◆Welby食事ノート
http://www.welby.jp/service/meal/
◆Welby食事アルバム
http://www.welby.jp/service/album/
◆Welbyシェア
https://share.welby.jp/pages/about
◆Welbyマイカルテ
https://mykarte.welby.jp/pages/about

執筆者紹介

about-photo01

管理栄養士・糖尿病療養指導士
加藤知子
URL: http://shokusupport.com

急性期の病院勤務を経て、外来栄養指導や訪問栄養指導に携わっている。現在は透析クリニックにて、通院患者さんの栄養状態の管理や食事相談を担当している。 WEBサイト・雑誌・書籍へのレシピ提案も精力的に行っている。


掲載内容は株式会社ウェルビーの見解を述べるものではございません。 (すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 本コンテンツに関するデータ、掲載内容、出演/監修者等の所属先や肩書、提供先の企業/団体名やリンクなどは掲載当時のものです。


糖尿病や生活習慣病の患者さんのための

つながる自己管理ノート

アプリのダウンロードはこちらから

糖尿病をはじめとする生活習慣病にとりくむために、
自ら情報を得て、自ら行動し、自ら判断出来るクラウドサービス