高尿酸血症にご注意~その②食事で気をつけたいこと

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尿酸値が高いと言われたらどうしたらいいか?尿酸値の検査結果の数値や、その他にある症状・病気の有無にもよりますが、生活習慣の改善が重要になります。
食事で気をつけたいことは大きく分けて2点あり、①肥満を解消するエネルギー控えめの食事、②尿酸値を上げないための食事、がポイントとなります。

①食事の摂取エネルギーを減らすための食事ポイント

肥満(特に内臓脂肪の蓄積)はプリン体の合成が促進されて、高尿酸血症が合併しやすいことがわかっています。体重を減らすと尿酸値が低下してくることが報告されています。そのためには過食している場合はエネルギー制限を行うことが効果的。

・肉や魚は低脂肪な部位や種類を選ぶ
余分な脂身や皮の部分を取り除くとエネルギーカットができます。同じ量でも、鶏肉ならもも肉>むね肉・ささみの順でエネルギーが少なくなります。
豚肉なら、ばら肉>ロース>もも>ヒレという順序です。

・エネルギーが少ない調理法を選ぶ
茹でたり蒸す、グリル(網焼き)のはエネルギーが少なめにできる調理法です。油を使った炒める、揚げるなどの調理法はやや高エネルギーになります。油料理を数品重ねずに、低エネルギー料理と組わせましょう。

②尿酸値を上げないための食事ポイント

・プリン体を多く含む食品を知り、適量に抑える
尿酸値を上げる原因のひとつとして、プリン体の多い食べ物があげられています。プリン体の制限は血清尿酸値の低下がみられるケースがありますが、改善は個人差がみられることもあります。様々な食品にプリン体が含まれているため、特に多く含まれる食品に配慮し、プリン体として1日に400mgを越えないようにすることが大切です。表を参考にしてください。

【プリン体を多く含む食品・飲料の一例】食品100gあたり
150820_高尿酸血症2記事内①出展:高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインより抜粋

③アルコールは適量に

アルコールはビールを避ければ何を飲んでもいい?答えはNOです。
アルコールを摂取すること自体が血清尿酸値を上昇させます。尿酸の産生を促し、腎臓からの排泄を抑えるため、結果的に尿酸値が上昇する仕組みです。
お酒のプリン体含有量としては、ビール自体にプリン体が多く含まれます。
また、飲酒時は肉・魚などおつまみが増えたんぱく質や脂質の摂り過ぎにつながり、結果としてプリン体の総摂取量が多くなり、尿酸値が上昇する結果になります。野菜のサラダや煮物などをおつまみにしても良いですね。

④水分は十分にとろう

尿酸の大部分は尿から体の外へ排泄されるため、水分を摂取して尿量を増やす(1日2.0L以上確保する)のが良いでしょう。目標は1日1.5~2.0リットル。水や無糖のお茶で摂取しましょう。

※心臓・腎臓に病気があり医療機関通院中の方は水分制限が必要な場合があります。かかりつけ医に確認してください。

⑤有酸素運動で運動を

無酸素運動のような過激な運動を行うと血清尿酸値が上昇することがあります。適正な体重を目指してウォーキング、エアロバイクなど軽い運動を継続して行いましょう。有酸素運動は尿酸値に影響せず、メタボリックシンドロームの症状なども改善されやすくなります。

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執筆者紹介

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管理栄養士・糖尿病療養指導士
加藤知子
URL: http://shokusupport.com

急性期の病院勤務を経て、外来栄養指導や訪問栄養指導に携わっている。現在は透析クリニックにて、通院患者さんの栄養状態の管理や食事相談を担当している。 WEBサイト・雑誌・書籍へのレシピ提案も精力的に行っている。


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