蓄尿検査について

150723_腎臓病の検査

蓄尿検査を実施することで、様々なことがわかります。一般的な尿検査では、その時の一時的な尿の濃さや激しい運動をした後などによって尿たんぱくの程度がわからないことがあります。
そこで1日(24時間)内に出た尿の量をためて、そこから1日に出た尿たんぱくを測定することで検査の精度が上がります。尿たんぱくが多いほど、腎臓の病気の状態が推測されるからです。また、24時間蓄尿検査では、尿たんぱくがどれくらいでているか、ということだけではなく食事から摂取したたんぱく質、食塩の摂取量を知ることができるます。

■蓄尿検査と食事療法

食事から摂取した蛋白質は、体内で代謝されたのち最終的には尿素というものになり、尿として排泄されます。そのため、1日の尿に含まれている尿素の量を測定することで、食事から摂取したたんぱく質の量を計算することができます。蓄尿検査から、尿たんぱく以外にも蛋白摂取量や食塩摂取量がわかることで、食事療法が順調におこなわれているかどうかを知ることができます。

■蓄尿検査の方法

準備するもの:蓄尿をするための瓶、または蓄尿用の器具(病院や薬局にて購入できます)
       採尿コップ、尿量の記録用紙
方法:

  1. 起床時の1番の尿は、前夜からたまったものなので捨てます。2回目以降の尿をすべて量を測り、計量してためていきます。
    たとえば朝6時に蓄尿を開始した場合、最終の蓄尿は翌日の6時です。
  2. 毎回の尿量を記録し、ためていきます。
  3. 蓄尿が終了したら、尿をためた容器をよく混ぜて、その一部を専用の小さい容器に入れて、医療機関に持参します。その際、記録用紙も一緒に提出します。

問題点としては、検査をする人の負担が大きいことがあげられます。毎回の尿を集めるということで、仕事をしている人などは難しいこともあり、その場合は相談が必要になります。

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執筆者紹介

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管理栄養士・糖尿病療養指導士
加藤知子
URL: http://shokusupport.com

急性期の病院勤務を経て、外来栄養指導や訪問栄養指導に携わっている。現在は透析クリニックにて、通院患者さんの栄養状態の管理や食事相談を担当している。 WEBサイト・雑誌・書籍へのレシピ提案も精力的に行っている。


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