腎臓病の食事例①

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腎臓病の食事療法と聞くと、どのようなイメージを持ちますか?イメージがつかないことが多いと思います。腎臓病の進み具合に応じて食塩やたんぱく質を制限し、ひとりひとりに見合ったエネルギーを摂取することが大切です。
腎臓病の食事療法をはじめるにあたってのポイントを記します。

①「食事記録をつけて、どれくらいのエネルギー、たんぱく質、塩分を摂っているのか知ろう」

自分自身の食事内容の傾向を知ると、食事療法がうまくいっているかどうか確認することができます。主治医から指示された栄養量に対して、どれくらいの過不足があるか把握しましょう。
外来栄養指導などで、食事内容をチェックしてもらうと良いですね。

②「たんぱく質を多く含む食品、たんぱく質が少ない食品を知ろう!」

どのような食品にたんぱく質が多く含まれているかを知ることはとても大切です。一般に低エネルギーの部位の肉類・脂身の少ない種類の魚介には多くたんぱく質が含まれていることもあります。特に普段よく口にしている食品について、どれくらいたんぱく質が含まれているかを押さえておきましょう。

健康情報、とりわけ食に関するニュースは人々の高い関心が集まる話題です。そのなかでダイエット(減量)は人気のテーマですが、なかでもダイエットに良いと紹介される食材や食事療法は「低エネルギー、高たんぱく質、高カリウム、低脂質、低糖質」という内容のことが多いので、腎臓病の方にとっては治療に影響を及ぼす可能性があります。
テレビなどで話題の食事療法を試したい場合は、腎臓に影響がないか主治医または管理栄養士に確認してからにしましょう。

③「低炭水化物、糖質制限ダイエットにご注意」

栄養相談時に「全体的な食事量を減らすのが腎臓食?」「カロリーを減らせばいいと思ってお米などの主食を減らしています。」と質問を受けることがあります。
慢性腎臓病の治療中の方にとって、主食となる炭水化物(ご飯、パン、めん類など)を減らすと、必然的に肉類・魚介類・卵・大豆製品の摂取量が増えやすく、結果としてたんぱく質の摂取量が増え、腎臓に負担をかけることになります。味付けなどで調味料を使う場合は食塩の摂取量も増えます。
主食はしっかり米飯など(または低たんぱく質調整食品など)から摂取し、肉・魚・卵・大豆製品・乳製品の量を少なめにすると良いでしょう。

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写真は「低たんぱくご飯(180g)酢豚、ナスの中華和え」で、たんぱく質を調整した食事です。630kcal、たんぱく質11.0g、食塩相当量1.2gの献立です。
豚肉はロース肉を50g使用しています。手のひらの半分くらいが目安になります。

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執筆者紹介

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管理栄養士・糖尿病療養指導士
加藤知子
URL: http://shokusupport.com

急性期の病院勤務を経て、外来栄養指導や訪問栄養指導に携わっている。現在は透析クリニックにて、通院患者さんの栄養状態の管理や食事相談を担当している。 WEBサイト・雑誌・書籍へのレシピ提案も精力的に行っている。


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