糖尿病と歯周病の関係②

150604_歯周病アイキャッチ

前回(糖尿病と歯周病の関係①)に引き続き、今回は歯周病の予防編です。虫歯や歯周病の予防には、毎日の歯磨きが基本となります。

歯周病の主な原因としては、歯と歯茎の間(歯周ポケットともいいます)に歯周病の原因菌に感染して起こります。細菌はバイオフィルムと呼ばれる膜を作り、歯に付きます。炎症が広がると、血管から歯周病菌や炎症を起こす物質が侵入することで糖尿病のある方は重症化しやすくなります。
この膜は、丁寧な歯磨きをすることにより、取り除くことができます。歯科にて歯のクリーニングをしてもらうこともお勧めです。
歯周病になってしまうと、歯と歯茎の間に深い溝ができ、歯垢(プラーク:細菌の塊)や歯石がたまります。こうなってしまうと、自分自身の歯磨きのみでは簡単に治すことができません。まずは歯周病にならないために予防に力を入れましょう。

【自分で取り組める歯周病予防のこつ】
①毎日しっかり歯磨き
・歯磨き(ブラッシング)でバイオフィルムを除去
・歯ブラシ交換は1カ月を目安に。1カ月を過ぎると、歯垢の除去率がどんどん低下します。

②歯と歯の間もしっかり清掃
・バイオフィルムは歯の表面・歯周ポケットの他に舌、のど(咽頭)、口の中の粘膜にも存在します。
・デンタルフロス、歯間ブラシも適宜使用することが効果的と言われます。
こちらは歯科医師、歯科衛生士から指導を受けましょう。ご自身の歯の状態に合わせたアドバイスをしてくれます。

③薬用の洗口剤
しばしばテレビコマーシャル等でもみかけることがあると思います。バイオフィルムを殺菌したり、歯肉炎を防ぐための成分などが配合されており、口の中の様々な場所まで届いて菌の繁殖を防ぎます。

歯科医院に行くと、歯磨き指導もしてくれます。毎日のことはつい我流になりがちです。時々、チェックを受けるのもおすすめですよ。

<関連記事>
糖尿病と歯周病の関係①
http://media.welby.jp/alimentotherapy/8252/

執筆者紹介

about-photo01

管理栄養士・糖尿病療養指導士
加藤知子
URL: http://shokusupport.com

急性期の病院勤務を経て、外来栄養指導や訪問栄養指導に携わっている。現在は透析クリニックにて、通院患者さんの栄養状態の管理や食事相談を担当している。 WEBサイト・雑誌・書籍へのレシピ提案も精力的に行っている。


掲載内容は株式会社ウェルビーの見解を述べるものではございません。 (すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 本コンテンツに関するデータ、掲載内容、出演/監修者等の所属先や肩書、提供先の企業/団体名やリンクなどは掲載当時のものです。


糖尿病や生活習慣病の患者さんのための

つながる自己管理ノート

アプリのダウンロードはこちらから

糖尿病をはじめとする生活習慣病にとりくむために、
自ら情報を得て、自ら行動し、自ら判断出来るクラウドサービス