糖尿病と歯周病の関係①

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本日6月4日より10日までは「歯の健康習慣」です。美味しいもの、好きなものを食べるには歯が丈夫だからこそ。歯とお口の健康を見直してみませんか。
厚生労働省と日本歯科医師会では、「8020(ハチマルニイマル)運動」を推進しています。80歳になっても20本以上の自分の歯を保とう、という運動です。近年、歯周病は成人の約80%に見られ、小中学生においても約40%がかかっていると言われています。歯周病は糖尿病をはじめ、様々な病気との関連がわかっており、全身に関わる生活習慣病として認識されています。

■歯周病とは?

歯周病は初期症状では無症状のことが多く、自覚症状が少ないために、重症化されやすい病気です。歯と歯肉の間「歯周ポケット」という溝の部分に炎症が起こり、深い部分に歯周病菌が入ると歯槽骨(しそうこつ)とよばれる歯を支えている部分が破壊され、歯を支えることが出来ずに歯が抜けてしまうことがあります。

私は、大学で学ぶまでは「高齢者になると自然と歯が抜けていく」と漠然と思い込んでいましたが、歯周病が原因で歯を失うということを知り、驚いたことを覚えています。自己管理で歯周病予防をすることで、歯を守ることができるのです。

歯周病と糖尿病の関連が近年示唆されており、歯周病が糖尿病を悪化させることが分かっています。糖尿病患者さんでは唾液分泌量が低下し、歯垢が形成されやすくなり歯の自浄作用が低下することが考えられています。歯周病治療を行うと、炎症作用が収まり、インスリンの働きが良くなり血糖値のコントロールが良くなると言われます。
糖尿病患者さんが歯の治療を行い歯周病を改善させることで、血糖コントロールが良くなるのはしばしば遭遇するケースのひとつです。(歯周病の改善により、食事内容に変化があったことも考えられますが)

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糖尿病と歯周病の関係②
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執筆者紹介

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管理栄養士・糖尿病療養指導士
加藤知子
URL: http://shokusupport.com

急性期の病院勤務を経て、外来栄養指導や訪問栄養指導に携わっている。現在は透析クリニックにて、通院患者さんの栄養状態の管理や食事相談を担当している。 WEBサイト・雑誌・書籍へのレシピ提案も精力的に行っている。


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