「脂質異常症」といわれたときの食事ポイント

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医療機関や健診機関での採血検査には日本医師会「動脈硬化性疾患予防のための脂質異常症治療のエッセンス」http://www.med.or.jp/jma/region/dyslipi/)によると、脂質異常症の診断基準が下記のように記されています。

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脂質異常症の治療は、他の症状…冠動脈疾患(心臓などの病気の有無)、糖尿病・慢性腎臓病・脳梗塞・末梢動脈疾患などの有無、そして年齢・性別・喫煙の有無・血清コレステロール・血圧値を踏まえた上で、管理目標値(改善目標となる値)を設定します。
冠動脈疾患の既往がある場合は生活習慣の改善とともに薬物療法を考慮する場合がありますが、その他は一次予防として生活習慣の改善を行うことが優先されます。
まずは生活習慣の改善が基本であるとされています。

■生活習慣の改善

・喫煙している場合は禁煙し、受動喫煙を避ける
・食べ過ぎを抑え、標準体重を維持する
(標準体重の目安としては身長(m)×身長(m)×22で計算することができます)
・肉の脂身や乳製品、卵黄の摂取を抑え、魚類、大豆製品の摂取を増やす
・食塩を多く含む食品の摂取を控える(食塩6g/日未満)
・アルコールの過剰摂取を控える(純アルコールで25g/日以下)
・有酸素運動を毎日30分以上行う

■食事療法

伝統的な日本食を基本とし、脂質異常症を改善する食事を心がけます。
高LDLコレステロール血症・低HDLコレステロール血症と高トリグリセリド血症では食事で気をつけたいポイントが共通する点と、少し異なる点があります。下記を参照ください。

◇ 高LDLコレステロール血症

①コレステロールと飽和脂肪酸を多く含む食品の摂り過ぎを控える
(肉の脂身、内臓類、皮、乳製品、卵黄、トランス脂肪酸を含む菓子類、加工食品)
~コレステロールを多く含む食品(一例)~
・卵黄…1400mg(100g中)
・全卵…420mg(100g中)
・いか…320mg(100g中)
・ウニ…290mg(100mg)
・豚レバー…250mg(100g中)
・生クリーム…120mg(100g中)

②食物繊維と植物ステロールを含む未精製穀類、大豆製品、海藻、野菜類の摂取を増やす

◇高中性脂肪血症(高トリグリセリド血症)

①糖質を多く含む菓子類、飲料、穀類の摂取を減らす
②アルコールの摂取を控える(目安を守る)
③n-3系多価不飽和脂肪酸(オメガ3)を多く含む魚類の摂取を増やす

◇低HDLコレステロール血症

①トランス脂肪酸の摂取を控える
②n-6系多価不飽和脂肪酸(オメガ6)の摂取を減らすために植物油の過剰摂取を控える

オメガ3、オメガ6を含む油脂類に関しては、「質の良い油の選び方①」http://media.welby.jp/alimentotherapy/7203/)の記事を参照ください。

<関連記事>
質の良い油の選び方①
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執筆者紹介

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管理栄養士・糖尿病療養指導士
加藤知子
URL: http://shokusupport.com

急性期の病院勤務を経て、外来栄養指導や訪問栄養指導に携わっている。現在は透析クリニックにて、通院患者さんの栄養状態の管理や食事相談を担当している。 WEBサイト・雑誌・書籍へのレシピ提案も精力的に行っている。


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