高血圧と腎臓病~世界腎臓デーをご存知ですか?

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腎臓はどのような働きをする臓器かご存知でしょうか?ピンとこないかもしれませんが、主な働きとして、体のなかに生じた老廃物を尿として排泄する役割を担ったり、体内の水分の調整などを行っている臓器です。いま、CKD(慢性腎臓病)の方が増加している現状を受け、国際腎臓学会と腎臓財団国際協会は腎臓病の早期発見と治療の重要性を啓発するために毎年3月第2木曜日が「世界腎臓デー」が定められました。
「世界腎臓デー」に合わせて、世界100か国以上の国で様々な団体や自治体が啓発キャンペーンを行い、イベントやセミナーを開催されます。
◆主なイベント情報:J-CKDI(「日本慢性腎臓病対策協議会」ホームページより)
http://j-ckdi.jp/event/2015/

■私にも関係あるの?CKD(慢性腎臓病)とは

CKDとは、腎臓に障害が出たり、腎臓の働きが正常の約60%未満の状態が3カ月以上続いている状態をいいます。CKDになってもはじめのうちはほとんど自覚症状がありませんが、腎臓の働きがさらに低下すると、体内で生じた老廃物を十分に排泄することが出来なくなり、腎不全の状態になると「尿毒症」といわれる全身症状があらわれ、最終的には人工透析治療を受けるか、腎臓の移植が延命のために必要となります。さらに、CKDは腎臓だけでなく心筋梗塞などの心臓病、脳血管障害などの合併症を起こしやすくします。
しかし、早期の段階での発見と治療により、腎臓病の進行を遅らせることが期待できるようになってきました。

CKDの進行を早める原因
 ・高血圧症
 ・蛋白尿(微量アルブミン)
 ・糖尿病
 ・脂質異常症
 ・高尿酸血症
 ・喫煙、食生活の乱れ、運動不足

なかでも、血圧管理はCKDの進行を防ぐのに必須です。腎臓が悪くなると血圧が上昇することがありますが、放置すると腎機能の悪化が早まります。日々の血圧測定を継続しながら、降圧薬を処方された場合はしっかり内服します。食塩は摂り過ぎないようにし、肥満のある場合は減量を心がけます。
検診などで蛋白尿が出て再検査になったときに、腎臓病が発見されるケースがあります。腎臓が病気になると尿の中に蛋白質が漏れ出てきます。尿たんぱく検出された段階から、腎臓の機能に合わせた食事療法や運動療法、薬物療法(他の高血圧・糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症などがある場合はそちらの治療も合わせて行う)を開始することで、腎臓病の進行抑制が期待できます。
早期発見・早期治療がカギですね!

<関連サービス>
◆Welby血圧ノート
http://www.welby.jp/service/bp/
◆Welby食事ノート
http://www.welby.jp/service/meal/
◆Welbyマイカルテ
https://mykarte.welby.jp/pages/about

執筆者紹介

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管理栄養士・糖尿病療養指導士
加藤知子
URL: http://shokusupport.com

急性期の病院勤務を経て、外来栄養指導や訪問栄養指導に携わっている。現在は透析クリニックにて、通院患者さんの栄養状態の管理や食事相談を担当している。 WEBサイト・雑誌・書籍へのレシピ提案も精力的に行っている。


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