あなたは自炊派or外食派?

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みなさんは1週間のうちで、何回くらい外食をしますか?
外来栄養相談の時に聞いてみると、週1回の方もいれば毎食外食、という方も人により返事は実に様々で、自身の生活スタイルに合わせて自炊や外食を選択している方がほとんどと思います。

「外食」って、何?

「外食」という言葉はおなじみとなっていますが、飲食店での食事のみをさすわけではありません。家庭内でとる食事の「内食(ないしょく、うちしょく)」の対義語として、家庭外でとる食事全てを外食と言います。外で惣菜やお弁当を購入し自宅で食べる中食(なかしょく、ちゅうしょく)や出前注文も該当します。保育園や学校、職場や病院施設の給食も含まれることから、「外食」と言っても飲食店で食事をとるという以外にとても幅広いことがわかります。
1日の食事を通して、外食率は男女ともに昼食が多い傾向を示します。男女別に比較すると男性が女性よりも多くなっており、20-29歳で33%、30-39歳で34.6%、40-49歳で35.5%と、若年層で多い傾向がみられます。(平成24年 国民栄養調査結果、厚生労働省より)
昨今では高齢化が進み、特に独居高齢者も増加していることから、調理済みのお弁当の宅配サービスや、レストランからの料理の宅配等も需要が高まっているようです。外食産業はまさに人々のライフスタイルに合わせて変化・発展しているといえます。

自炊と外食、管理しやすいのはどちら?

では、食事管理を必要とする場合においては自炊と外食、どちらが合っているでしょうか。必ずしも自炊に軍配が上がるわけではないように思います。
外食は油分や糖分が多く、高エネルギー(カロリー)である、味が濃い傾向にあり食塩が多い、野菜類が少ない…などマイナスイメージが付きまといます。
そのような理由で外食中心ですと食事管理が困難なように思われますが、こつがあります。

<外食活用で食事管理が実践するためのポイント>
①自分の食事の目安量を把握する
②食事の時間を決め、規則的に食事をとる
③栄養成分の表示があるお店を利用
④食事量の増減が可能なお店を行きつけにする
(ごはんや麺など主食やおかずの量が調整可能)

重要なことは、自分自身の体の状態に合った「食事量のめやすを知る」ことと、「メニュー選びの幅を広げる」ことです。

①に関しましては、通院中の方は主治医・管理栄養士に自分の食事目安量を聞いてみましょう。
③と④については、チェーン店の場合は栄養成分表を導入していることが多く、店頭のメニューに表示が無くてもホームページにて公開していることがあります。
また、全国の各自治体にて健康づくりの取り組みとして栄養成分表示や栄養バランスに配慮したメニューの普及が広まっています。宮城県では「健康づくりサポート店」として、市民の健康づくりが行われています。同様に名古屋市、福岡市でも行われています。これらは一部の例ですので、お住まいの地域の、ホームページをご参照ください。
栄養バランスのよいメニューを提供する店や、注文により「量の調節」「薄味」「ノンオイルドレッシング」ができるお店、または地産地消として各地域で収穫された食材料を使用する場合にステッカーを表示できることになっています。
登録されているお店の一覧をホームページから確認することができます。

◆宮城県ホームページ「健康づくりサポート店」

◆名古屋市ホームページ「食育推進協力店」登録事業

◆福岡県庁ホームページ「栄養成分表示の店」「食の健康サポート店」

執筆者紹介

管理栄養士・糖尿病療養指導士
加藤知子

急性期の病院勤務を経て、外来栄養指導や訪問栄養指導に携わっている。現在は透析クリニックにて、通院患者さんの栄養状態の管理や食事相談を担当している。 WEBサイト・雑誌・書籍へのレシピ提案も精力的に行っている。


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