健康寿命とは? 生活習慣病と寿命の関係を解説!健康寿命へ良い影響を与える7つの生活習慣

健康寿命とは?生活習慣病と寿命の関係を解説!

こんにちは!Welbyメディア編集の高橋です。

寿命とは生まれてから死ぬまでの長さ、命ある時間のことです。日本が国民の寿命が長く、長寿の国であることはご存知の方も多いことでしょう。しかし普段の生活に大切なことは国としての全体の平均寿命ではなく、個人としての健康寿命を意識することです。
平均寿命と健康寿命の違いは何でしょうか。そして生活習慣病はどのように寿命に影響するのでしょうか。
本エントリーでは健康寿命について、生活習慣病との関係を含め解説します!

1.平均寿命と平均余命の違い

平均寿命と平均余命の違い

平均寿命と平均余命の違い

厚生労働省が発表した2015年簡易生命表によると、日本の平均寿命は男性が80.79歳、女性が87.05歳です。男性の平均寿命が初めて80歳を超えた2013年から、日本は男女共に平均寿命が80歳以上という長寿の国となっています。
(参考:厚生労働省 平成27年簡易生命表の概況

平均寿命とは

平均寿命とは「各年に生まれた0歳の平均余命」のことで、女性の場合「2015年生まれの0歳は社会情勢など大きな変化が無い場合は平均的に87歳まで生きられます」という指標です。

平均余命とは

対して平均余命とは「各年における各年齢が平均的にあと何年生きられるか」を表したものです。つまり2015年の女性平均寿命87.05歳とは、2015年生まれ0歳女性の平均余命ともいえます。
そして、平均寿命が87歳だからといって、2015年に80歳女性の方があと7年しか生きられないというわけではありません。簡易生命表では平均余命も発表されており、2015年に80歳女性の方の平均余命は12年です。

平均寿命や平均余命はあくまで統計であり、個人の状況というものは反映されていません。医学の進歩により平均寿命は年々長くなっていても、病気によって寝たきりになったり、生活習慣病や合併症の治療で毎日大変な思いをしている方もいます。
ここで重要になるものが、平均寿命ではなく健康寿命なのです。

2.健康寿命と生活習慣病

健康寿命と生活習慣病

健康寿命と生活習慣病

健康寿命とは、病気などによって日常生活が制限されることなく健康に生活できる期間です。厚生労働省が発表する国民の健康推進の指標である「健康日本21(第二次)」において、日本の健康寿命は平均寿命より、男性は9.13年、女性は12.68年短くなっているという報告があります。
つまり、男女共に寿命を迎えるまでに「健康な状態で毎日を過ごせない期間」が約10年もあるということです。
(参考:公益財団法人健康・体力づくり事業財団 健康日本21

生活習慣病を予防しよう

健康寿命が長い人は、自分の寿命の中で健康に過ごせる期間が長い人です。
寿命が同じ80歳だった場合、不調と付き合う期間が70歳からの10年間か75歳からの5年間か、もしくは78歳からの2年間かによって、生活の質は大きく異なります。できる限り寿命近くまで良い生活の質を保つための対策として、生活習慣病の予防は重要です。

生活習慣病とは悪しき生活習慣がもたらす現代病であり、「糖尿病」をはじめとして、「高血圧」や「脂質異常症」などを指します。

「死の四重奏」とも言われる生活習慣病の代表である「糖尿病」・「高血圧」・「高中性脂肪血症」・「肥満」は対策をせずに症状を放置していると、「心筋梗塞」や「狭心症」、「脳梗塞」を発症することでその後の生活の質を落としたり、最悪の場合は突然死へ繋がる可能性もあります。この死の四重奏とは1989年にアメリカでカプランという研究者が提唱した考え方で、冠動脈疾患による死亡率が高く、命を落とすリスクが高いことから名づけられました。この、死の四重奏である生活習慣病であっては、健康寿命が長くなるとは考えにくいものです。
(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット 死の四重奏)

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3.健康寿命へ良い影響を与える7つの生活習慣

健康寿命へ良い影響を与える7つの生活習慣

健康寿命へ良い影響を与える7つの生活習慣

健康寿命を短くしてしまう生活習慣病を防ぐために行うことができる、良い生活習慣があります。
個人の生活習慣が長寿に影響していることを実験により証明した人が元カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授のレスター・ブレスロー博士です。ブレスロー博士は1973年に「7つの健康習慣」を提唱しました。
(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット ブレスローの7つの健康習慣を実践してみませんか?
カリフォルニア州に住む約7,000人の生活習慣を調査・分析した研究で、被験者の内この7つの習慣を行っている人は、習慣が無い人と比べ平均で11年も長生きすることが分かりました。以下が7つの健康習慣です。

ブレスロー博士提唱:健康に影響する7つの習慣

(1)喫煙しない
(2)お酒を飲みすぎない
(3)7~8時間の睡眠を取る
(4)適度な運動
(5)規則正しい食事
(6)適正な体重の維持
(7)朝食を食べる

科学の進歩により現代はそれぞれの項目に対してより詳しい情報も追加されていますが、根本的な健康のための大切な生活習慣は今も昔も変わらないということが分かります。
更に追跡調査により、この7つの項目を習慣として行っている人は、身体に対して何らかの障害を持ちにくいということも分かっています。そして7つの内で、いくつ習慣があるかで何らかの障害を持つことになった人の割合にも変化がありました。
研究開始から10年の内で何らかの障害を持つことになった人は、7つ全部の習慣がある人に比べ、4つの人は12.2%高く、2~3つの人は14.1%、1つの人は18.7%高いという結果になっています。

これらの研究を行い、提唱する7つの習慣を行っていたブレスロー博士は2012年に97歳で永眠されました。2010年の95歳の時点でジェイムズ・エンストローム教授との共同研究に参加し、論文を出版しており、まさに健康寿命での長寿を自身で証明されています。

4.おわりに

健康寿命について、生活習慣病の影響を含め解説しました。
寿命というものはただ長ければ良いというわけでもなく、いかに健康で楽しく日々をおくることができるかどうかが重要になります。また健康で充実した日々をおくることができれば、それは結果的に長寿へと繋がることでしょう。
健康寿命を長くするためには、生活習慣病への予防対策が必須です。

自己管理が大切なことは分かったけれど、実際どのように始めたらいいのか分からないという方へはアプリの活用もオススメです!アプリ「Welbyマイカルテ」では血圧、血糖値、体重などを簡単に記録することができ、その内容をグラフで見たり、印刷することができます。
他にも毎日の食事を写真で記録することができるため、客観的な自分の食生活の見直しや管理もおこなえます。そして自分の記録を医療者や家族と共有することでモチベーションも上がり、自己管理が続けやすくなります。
正しい自己管理で健康寿命を長くし、充実した毎日をおくりましょう!

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著者紹介



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