糖尿病とパンの関係性~パンは食べても大丈夫?~

%e7%b3%96%e5%b0%bf%e7%97%85%e3%81%a8%e3%83%91%e3%83%b3%e3%81%ae%e9%96%a2%e4%bf%82%e6%80%a7%ef%bd%9e%e3%83%91%e3%83%b3%e3%81%af%e9%a3%9f%e3%81%b9%e3%81%a6%e3%82%82%e5%a4%a7%e4%b8%88%e5%a4%ab%ef%bc%9f

こんにちは!Welby編集の海老澤です。

日本人の食事内容は、朝、昼、晩の3食ともパンをはじめとしたご飯やパスタ、うどん、ラーメンなどの麺類をはじめとした炭水化物を食べることが当たり前になっています。しかし、「糖尿病」の患者さんでは医師や管理栄養士などの医療者から、糖質を抑えるようにと指導を受けており、糖質の含まれる炭水化物をなるべく摂らない方が良いといわれている方もいるかと思います。
特に朝食は、パンで済ませてしまう方が多いかもしれません。
そこで本エントリーでは、「糖尿病」の患者さんはパンを食べてもいいのか?の疑問に答えします。

1.糖尿病の人にとっておすすめのパンの紹介

糖尿病の人にとっておすすめのパンの紹介

糖尿病の人にとっておすすめのパンの紹介

糖尿病」の患者さんは白米よりも玄米、パスタの場合は小麦粉よりも全粒粉のものが良いとされるように、パンも種類に気を付けることで糖質を抑えることが可能です。

ライ麦パン

ライ麦パン

ライ麦パン

1つ目の紹介はライ麦パンです。薄い茶色のパンです。
ライ麦パンの糖質は100gあたり、3.9gです。小麦を使っている食パン1枚(約63g)の糖質が26.6gなので、ライ麦パンの糖質は比較的低いようです。

(参考:USDA Food Composition Databases

ライ麦とは麦の一種で小麦とは別の植物です。栄養価は小麦ほど高くありませんが、食物繊維やビタミンB群が含まれているので、糖質が低いだけでなくダイエットにも効果的です。

ブランパン(ふすまパン)

ブランパン(ふすまパン)

ブランパン(ふすまパン)

続いての紹介はブランパンです。ブランパンは最近コンビニエンスストアなどでブランシリーズが展開されているので、ご存じの方もいるかと思います。

ブランは小麦や米の表皮のことで、ブランはふすま(小麦、米の糠)とも呼ばれます。
商品にもよりますが、ブランパン(2個入り)の糖質は、2.3g(2個で4.6g)です。前述の食パンと比べても低いです。
食感はふんわりしていてライ麦パンよりも食べやすいことが特徴です。それでも食パンのような甘さはありませんが、比較的風味が良いです。
また、シリアルのオールブランなども有名なので、手軽な健康食品と言えるでしょう。

(参考:USDA Food Composition Databases

全粒粉パン

全粒粉パン

全粒粉パン

最後は全粒粉パンです。全粒粉は、小麦を皮ごと挽いてすべて粉にしたもののことで、全粒粉パンは茶褐色で独特の風味を持ちます。
胚乳だけを用いる通常の小麦粉と比べて栄養価が高く、約3倍の食物繊維や鉄分を含み、ビタミンB1の含有量も高いことが特徴です。

全粒粉パンの糖質は100gあたり6gで、食パンと比べると低いです。
食感は少々固く、味は玄米フレークのような香ばしさがあります。全粒粉は、パン以外にもクッキーなどにもよく用いられています。

(参考:USDA Food Composition Databases

2.低GI食品で血糖値の上昇を抑える

低GI食品で血糖値の上昇を抑える

低GI食品で血糖値の上昇を抑える

同じ糖質量の食品でも、食後の血糖値を急激に上げるものもあれば、ゆっくりと上昇するものもあります。食品ごとの血糖値の上がりやすさの目安を示したものが【GI=グリセミック指数(Glycemic index)】と呼ばれ、ブドウ糖を100として表し、その数字が大きいほど血糖値を上げる速度が早くなります。

GIの高いものは食後に急激に血糖値の上昇が起きますが、GIの低いものはゆっくりと血糖値が上昇します。そのため、普段より血糖値の高い「糖尿病」の患者さんは特に食品のGI値に注目する必要があります。

そのため、食パンやフランスパンに比べ、上記のライ麦パンやブランパン、全粒粉パンはGIの値が低く、「糖尿病」の患者さん向けであるといえます。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-11-14-49-34

グリセミック指数(GI)とは グリセミック指数(GI)とは
%e3%80%8c%e7%b3%96%e8%b3%aa%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%80%8c%e7%b3%96%e5%b0%bf%e7%97%85%e3%80%8d%e3%81%ae%e9%96%a2%e4%bf%82%e3%82%92%e7%9f%a5%e3%82%8b 「糖質」と「糖尿病」の関係を知る
%e7%b3%96%e5%b0%bf%e7%97%85%e3%82%84%e4%bd%8e%e8%a1%80%e7%b3%96%e7%97%87%e3%81%ae%e6%82%a3%e8%80%85%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%ab%ef%bc%81%e3%80%8c%e4%bd%8egi%e5%80%a4%e9%a3%9f%e5%93%81%e3%80%8d%e3%82%92 糖尿病や低血糖症の患者さんに!「低GI値食品」を使った簡単健康レシピ 〜「秋の味覚の王様“松茸”でつくるほかほか炊き込みご飯」を作ってみた〜

※注意事項
ここで紹介したパンは低GI食品ではありますが、これらを食べて血糖値が下がるわけではありません。低GIのパンを食べた後は、普通の白い小麦パンを食べた後と比べ、血糖値の上昇が緩やかになりますが、何も食べない時と比べると当然のことながら血糖値は上がります。そのため食べ過ぎには注意が必要です。

3.まとめ

糖質を制限している「糖尿病」の患者さんは、糖質を減らすことだけに注力しすぎず、栄養バランスの良い食生活が大切です。
パンは比較的糖質の高い食品ではありますが、上記で紹介した比較的糖質の低いパンを選び、低GIの食品にすれば、食べてはいけないことはありません。

糖尿病」と診断され、食事制限をされて不便に感じる方もいるかもしれませんが、低GI食品のように、少し工夫すると「糖尿病」でも豊かな食生活も可能です。
また、「糖尿病」の食事療法は続けることが難しいと感じる患者さんもいるかと思います。食事療法は1日、1食だけの改善では成り立たず、継続が肝心です。正しい食事を摂り、それを振り返ることが重要です。そのため、日々の食事を写真に撮って、医療者と振り返ると継続できます。

ウェルビーでは、食事などの自己管理に最適な、簡単に記録ができるスマートフォンアプリ「Welbyマイカルテ」の使用をおすすめしています。
このアプリは、血圧、血糖値、体重のほか、運動や食事、薬の内容などを記録できるだけではなく、自動でグラフ化し、見た目にも分かりやすいことから、続けやすいことが特徴です。
また、医師や栄養管理士などとデータを連携できるので、アドバイスをもらうこともでき、安心して記録を続けていくことができます。
医師から直接勧められることも多いアプリなので、ぜひご活用ください。以下から無料でダウンロードが可能です。


著者紹介



本記事は、医療・健康に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証したり、標ぼうするものではなく、また医師・医療従事者等による情報の提供は、個別具体的な患者に対する診断・治療行為ではありません。本メディア上の情報や利用に関して発生した損害等に関して、弊社は一切の責任を負いかねます。すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。本コンテンツに関するデータ、掲載内容、出演/監修者等の所属先や肩書、提供先の企業/団体名やリンクなどは掲載当時のものです。


糖尿病や生活習慣病の患者さんのための

つながる自己管理ノート

アプリのダウンロードはこちらから

糖尿病をはじめとする生活習慣病にとりくむために、
自ら情報を得て、自ら行動し、自ら判断出来るクラウドサービス