高血圧と食事に関する基礎知識!正しい食事療法のための4つのポイント

高血圧と食事に関する基礎知識!正しい食事療法のための4つのポイント

こんにちは!Welbyメディア編集の高橋です。

高血圧」ときくと「身体によくない」「塩分を減らす食事をする」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
高血圧」とは、正常者の血圧より高い血圧値が持続している状態のことをいいます。この状態が長く続くと身体に様々な悪影響を及ぼし、心不全・腎臓病・脳梗塞へと繋がっていくリスクがあります。
高血圧」の予防・改善のため大きく影響するものが食事をコントロールする食事療法です。塩分を減らすことも食事療法のひとつになります。ただし、塩分だけを減らせばいいというわけではありません。

本エントリーでは「高血圧」の正しい食事療法の参考になるよう、「高血圧」と食事に関する基礎知識を解説します!

1.高血圧とはどういう状態?

高血圧とはどういう状態?

高血圧とはどういう状態?

高血圧とは、正常者の血圧より高い血圧値が持続している状態です。

■日本高血圧学会が定義した高血圧値
最高血圧(収縮期血圧)140mmHg以上
最低血圧(拡張期血圧) 90mmHg以上

診療所/病院で測る血圧値は、140/90mmHg以上、家庭血圧値は135/85mmHg以上が高血圧とされています。反対に最も望ましい血圧(至適血圧)は120/80㎜Hg未満とされています。

2.血圧値の分類と食事の関係

血圧値の分類と食事の関係

血圧値の分類と食事の関係

血圧の分類

血圧は大きく6種類の範囲に分類されます。その中の1~3が「正常域血圧」で、4~6が「高血圧」です。

▼正常域血圧
(1)至適血圧
最低血圧(拡張期血圧):80mmHg~
最高血圧(収縮期血圧):~120mmHg

(2)正常血圧
最低血圧(拡張期血圧):~85mmHg
最高血圧(収縮期血圧):~130mmHg

(3)正常高血圧
最低血圧(拡張期血圧):~90mmHg
最高血圧(収縮期血圧):~140mmHg

▼高血圧
(4)Ⅰ度高血圧
最低血圧(拡張期血圧):~100mmHg
最高血圧(収縮期血圧):~160mmHg

(5)Ⅱ度高血圧
最低血圧(拡張期血圧):~110mmHg
最高血圧(収縮期血圧):~180mmHg

(6)Ⅲ度高血圧
最低血圧(拡張期血圧):110mmHg~
最高血圧(収縮期血圧):180mmHg~

食事の改善が推奨される対象者の目安

正常域血圧ならば何も気にする必要がないわけではありません。
なぜなら食事の改善が推奨される対象者の目安は、血圧分類+リスク層が影響するからです。リスク層とは、高血圧以外にこのような状態にあると危険ですと「危険因子」として定められたものです。
危険因子は以下のような条件です。

・高齢(65歳以上)
・喫煙
・脂質異常
・肥満(特に腹部肥満)
・メタボリックシンドローム
・若年(50歳未満)発症の心血管病の家族歴
・「糖尿病

これらの危険因子に該当する数や、「高血圧」の家族歴が濃厚であることなどを指す「高血圧発症リスク」の有無によっては、たとえ正常域血圧でも「高血圧」の予防として食事の改善が推奨されます。すでに「高血圧」の場合、降圧薬の使用や徹底した食事療法が必要であるといわれています。

(出典:厚生労働省 生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連

3.高血圧の予防・改善に気をつけるべき食事ポイント

高血圧の予防・改善に気をつけるべき食事のポイント

高血圧の予防・改善に気をつけるべき食事のポイント

高血圧」に関連する栄養素やエネルギーは主に「ナトリウム(食塩)」「炭水化物」「アルコール」「脂質・タンパク質の取りすぎのためエネルギー過多による肥満」です。これらを食事療法としてどのようにコントロールするといいのかポイントを解説します。

高血圧治療ための食事ポイント:塩分を控えよう

ナトリウム(食塩)を摂取しすぎることが血圧を上げ「高血圧」の原因となることは、すでに多くの研究によって判明しています。そのため食事において塩分を控えるという対応は、食事療法において一番重要なポイントです。

厚生労働省の「食事摂取基準2015」にて、高血圧予防のための1日の目標食塩摂取量値は、
男性8.0g、女性7.0gです。すでに高血圧患者として食事療法を行っている方の目標値は男女とも6g未満が目安です。

日本食は味噌やしょうゆなど塩分の含まれた物が多くなります。おわん1杯の味噌汁は約2gの塩分が含まれます。味噌汁以外にもうどんやそばのつゆ、ラーメンのスープなど汁物には特に注意が必要です。

また、加工食品にはどうしても塩分が多くなるため、生ものを購入して自炊することが一番塩分の調整には適切です。そうはいっても3食全部自炊というのは難しい方が大半かもしれません。その場合は、「減塩」の表示がある食品も最近は多く発売されているので活用してみましょう。まずは食事や食材を選ぶときに、塩分を取りすぎないという意識をすることから始めてみてはいかがでしょうか。

高血圧治療ための食事ポイント:栄養バランスを大切に

カリウムには血圧を下げる作用があるといわれています。カリウムが多く含まれる食材は野菜や果物です。同じく牛乳に含まれるマグネシウムにも血圧を下げる作用があります。
油を使った料理の数は控え、野菜・果物・乳製品・魚などバランス良く食べるということが、減塩と併せて重要な食事療法です。

高血圧治療ための食事ポイント:肥満を防ぐには食べすぎない

脂質やタンパク質は身体を動かすエネルギーを作ります。身体にとってエネルギーの生産はとても大切なことです。しかしエネルギーも過剰摂取しすぎると、それは肥満へと繋がります。
肥満や脂質異常、メタボリックシンドロームは危険因子です。個人の1日の活動に合わせて、エネルギーの必要摂取量は決まります。肥満の人は必要以上のエネルギーを取りすぎているという表れのため、食べすぎないように食事の量を意識してはどうでしょうか。

高血圧治療ための食事ポイント:アルコールの量を調整しよう

日常的なアルコールの大量摂取は、血圧を上昇させる原因へと繋がります。そしてアルコールはエネルギーの摂取過多にもなるため、肥満の原因のひとつでもあります。
どのくらいの飲酒が適しているのかは個人のよって違いがあるため、ぜひ飲酒については医師に相談することをオススメします。

(出典:厚生労働省 生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連

4.おわりに

高血圧」と食事に関する基礎知識と4つのポイントを解説しました。
食事療法は自分のやる気次第でたくさん改善ポイントはある反面、それだけ多くのことを意識しなくてはいけないともいえます。しかし高血圧の予防・改善に食事療法はかかせません。
アプリ「Welbyマイカルテ」では毎日の食事を写真で簡単に記録することができます。記録を重ねることで自分の食生活の偏りや、改善点も見つけやすくなるため、食事療法へのアプリの使用はオススメです!

糖尿病・高血圧症・肥満症患者さんの自己管理を支援するWelbyメディア関連記事

糖尿病・高血圧症・肥満症患者さんの自己管理を支援するWelbyメディア関連記事

糖尿病アプリで食事を写真で撮るだけ!アプリだから続く!糖尿病治療向け食事の管理! 糖尿病アプリで食事を写真で撮るだけ!アプリだから続く!糖尿病治療向け食事の管理!
11%e6%9c%8811%e6%97%a5%e3%81%af%e3%83%9d%e3%83%83%e3%82%ad%e3%83%bc%e3%81%ae%e6%97%a5%ef%bc%81%e7%b3%96%e5%b0%bf%e7%97%85%e3%80%81%e9%ab%98%e8%a1%80%e5%9c%a7%e3%81%a8%e3%83%81%e3%83%a7%e3%82%b3 11月11日はポッキーの日!糖尿病、高血圧とチョコレートの関係性~チョコレートについて徹底解説!~
%e6%9c%9d%e3%81%a8%e5%a4%9c%e3%81%a7%e8%a1%80%e5%9c%a7%e3%81%8c%e5%a4%89%e5%8c%96%ef%bc%81%ef%bc%9f%ef%bd%9e%e5%bf%83%e7%ad%8b%e6%a2%97%e5%a1%9e%e3%80%81%e8%84%b3%e5%8d%92%e4%b8%ad%e3%81%ae%e3%83%aa 朝と夜で血圧が変化!?~心筋梗塞、脳卒中のリスクが高まる「早朝高血圧」の変化を測定しよう~
%e8%a1%80%e5%9c%a7%e6%b8%ac%e5%ae%9a%e3%82%a2%e3%83%97%e3%83%aa%ef%bc%81%ef%bc%9f%e8%a1%80%e5%9c%a7%e3%81%af%e3%82%a2%e3%83%97%e3%83%aa%e3%81%a7%e7%ae%a1%e7%90%86%e3%81%99%e3%82%8b%e6%99%82%e4%bb%a3 血圧測定アプリ!?血圧はアプリで管理する時代。おすすめの血圧管理アプリを紹介
%e7%b3%96%e5%b0%bf%e7%97%85%e3%82%84%e9%ab%98%e8%a1%80%e5%9c%a7%e3%81%ae%e6%82%a3%e8%80%85%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%ab%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e3%81%ae%e3%82%a6%e3%82%a7%e3%82%a2%e3%83%a9 糖尿病や高血圧の患者さんにおすすめのウェアラブル5選!


著者紹介



本記事は、医療・健康に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証したり、標ぼうするものではなく、また医師・医療従事者等による情報の提供は、個別具体的な患者に対する診断・治療行為ではありません。本メディア上の情報や利用に関して発生した損害等に関して、弊社は一切の責任を負いかねます。すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。本コンテンツに関するデータ、掲載内容、出演/監修者等の所属先や肩書、提供先の企業/団体名やリンクなどは掲載当時のものです。


糖尿病や生活習慣病の患者さんのための

つながる自己管理ノート

アプリのダウンロードはこちらから

糖尿病をはじめとする生活習慣病にとりくむために、
自ら情報を得て、自ら行動し、自ら判断出来るクラウドサービス