糖尿病と豆乳の関係性~豆乳を飲むと良いの?豆乳について徹底解説!~

糖尿病と豆乳の関係性~豆乳を飲むと良いの?豆乳について徹底解説!~

こんにちは!Welby編集の海老澤です。

医師や管理栄養士から食事指導を受けている「糖尿病」の患者さんは食べ物だけではなく、飲み物にも気をつけている方もいるかと思います。
Welbyメディアでは多くの患者さんから「糖尿病」に関する質問をいただくことがありますが、飲み物に関しても疑問を持たれている患者さんがたくさんいるようです。
そこで、本エントリーでは、豆乳の糖質や成分などを確認し、「糖尿病」の患者さんにとって、良いものか確認していきます。
一般的には「豆乳」は女性にはダイエットやお肌のために馴染みの深いものですが、男性はあまり飲んだことのない方も多いかもしれません。健康効果の高い豆乳ですが、「糖尿病」の患者さんにとっては良いものなのでしょうか。

 

1.糖尿病の人が豆乳を飲むときに知っておきたいこと

糖尿病の人が豆乳を飲むときに知っておきたいこと

糖尿病の人が豆乳を飲むときに知っておきたいこと

豆乳は、美肌やダイエット効果以外に、「高血圧」を予防したり、コレステロールを減らす効果があるといわれており、健康食品として人気があります。
加えて、「糖尿病」の患者さんが知っておきたい「豆乳」に関することを紹介します。

豆乳は低糖質!牛乳との違い

近年、一般化してきた糖質制限ダイエットでは、牛乳を飲んでいる人は豆乳に切り替えるケースが多くあるようです。なぜなら、牛乳は乳糖という成分でできているため、カルシウムを効率よく吸収したり、便秘を防ぐなどの効果がある半面、「糖尿病」の患者さんがよく注意する糖質は豆乳の方が低いからです。

したがって、糖質を抑える必要がある「糖尿病」の患者さんは、牛乳に比べると豆乳の方が推奨されます。
ただし、豆乳には調整豆乳と無調整豆乳の2種類がありますが、実は調整豆乳の場合、実は牛乳と糖質の量が大きく変わらない点は注意が必要です。そのため、糖質の摂取を控えている方は、無調整豆乳の方がおすすめです。
牛乳、調整豆乳、無調整豆乳の糖質はそれぞれ200mlあたり、

・牛乳:9.0g
・調整豆乳:9.0g
・無調整豆乳:6.2g

となり、牛乳と調整豆乳の糖質は変わりません。これは調整豆乳が砂糖などで味をつけているためです。

(参考:大豆イソフラボンを含む特定保険用食品の安全性評価の基本的な考え方

豆乳は血糖値の上昇を抑える?

糖尿病」の患者さんは血糖値を下げるために、食事には多様な点で注意されていますが、豆乳は血糖値の上昇を抑える効果があるといわれている食品の一つです。
これは、豆乳の成分であり、ポリフェノールの一種である大豆イソフラボンなどの効果が大きいのですが、これは豆腐や納豆でも同じ効果があるので、大豆製品に注目してみると良いでしょう。
イソフラボンの摂取目安量の上限値は1日に75mgといわれています。なお、製品にもよりますが、例えば200mlあたり調整豆乳は44mg、無調整豆乳は60mgほどイソフラボンが含まれています。
ただし、血糖値の上昇に過剰に気をつかい、大豆製品の過剰摂取にならないよう、注意が必要です。過剰摂取により、例えば女性の場合は月経不順がおきるなど、かえって健康に害を及ぼす恐れがあるといわれています。かかりつけ医に相談してみてはいかがでしょうか。

(参考:大豆イソフラボンを含む特定保険用食品の安全性評価の基本的な考え方

調整豆乳と無調整豆乳の違い

 (出展:キッコーマン)


(出展:キッコーマン

豆乳と一口で言っても、色々な種類があるのをご存知でしょうか?大きく分けると、調整豆乳と無調整豆乳に分けることができます。
ここでは数ある豆乳製品のメーカーの中でも、キッコーマンソイフーズ(旧:紀分)の豆乳を比較してみます。

調整豆乳と無調整豆乳の主な違い

  調整豆乳 無調整豆乳
大豆固形成分 7% 8%以上
原材料 大豆、砂糖、米油、天日塩、乳酸カルシウム、乳化剤、カラギナン、香料 大豆

 
(参考:キッコーマン

豆乳の定義

無調整豆乳:大豆固形分8%以上かつ大豆たんぱく質3.8%以上

調整豆乳:大豆固形分6%以上かつ大豆たんぱく質3.0%以上

 

主な栄養成分(200mlあたり)

  調整豆乳 無調整豆乳
カロリー 118kcal 118kcal
タンパク質 7.6g 8.8g
脂質 7.8g 7.6g
炭水化物 4.2g 3.6g
イソフラボン 44mg 60mg

 
(参考:キッコーマン

飲みやすさ(味)

調整豆乳:牛乳のような滑らかさがあり、甘めの味がする製品が多いようです。

無調整豆乳:大豆を搾った汁のイメージに近く、調整豆乳の方が飲みやすいようですが、イソフラボンが多く、糖質が少ないようです。

無調整豆乳がおすすめ!>

飲みやすさを重視し、続けることを意識するならば調整豆乳ですが、原材料や成分などのことから無調整豆乳の方が大豆の持つ栄養成分の効果を得られやすいとされています。
そのため、「糖尿病」の患者さんは、せっかく豆乳を飲むのであれば無調整豆乳を選ぶようにするといいでしょう。

 

豆乳のダイエット効果

豆乳には大豆と同じ成分がほぼ含まれており、カロリーが低く高タンパクで栄養価は高い食品です。
また、「糖尿病」の患者さんや「メタボ」「肥満」の方にはもう1つ豆乳が推奨されている理由があります。
豆乳は食事の前にコップ半分を飲むことで、糖の吸収を穏やかにし、食事の吸収を遅らせる効果があるため、ダイエットの効果があるといわれているからです。
そして、豆乳に含まれる植物性タンパク質が脂肪を燃焼させ、腸内にある脂質や糖質の吸収を遅らせLDLコレステロール(善玉コレステロール)を増加させるため、「脂質異常症」や「動脈硬化」が気になる方にもおすすめです。

 

2.豆乳ヨーグルトについて

豆乳は適量を守れば血糖値の上昇を抑えてくれる食品と分かりましたが、豆乳が使われている食品、とくに豆乳ヨーグルトは、糖尿病患者さんにとっても推奨されている食品の一つです。

食前のヨーグルトで血糖の上昇を抑える

欧州糖尿病学会の学会誌「ダイアビトロジア(Diabetologia)」によると、ヨーグルトなどの低脂肪乳製品を摂取すると、栄養の吸収が緩やかになり血糖値の上昇を抑える効果と「インスリン」の分泌力を増加させるため、「糖尿病」の予防や治療の一助になるという、英ケンブリッジ大学のニタ・フォロウヒ氏の報告がありました。

(出典:ダイアビトロジア(Diabetologia)

 

豆乳ヨーグルトは糖質が少なめ

女性の間で話題となった豆乳ヨーグルトですが、「糖尿病」の患者さんにとってもおすすめです。通常のヨーグルトよりも糖質が少ないといわれています。

(出展:マルサンアイ)

(出展:マルサンアイ

 

豆乳ヨーグルトはいくつかのメーカーから販売されていますが、マルサンの豆乳グルトを確認してみると、100gあたり、炭水化物が1.1g,ショ糖(大豆由来のもの)が0.3gとかなり低いことが分かります。
(参考:マルサン ヨーグルトじゃない豆乳グルト

 

3.まとめ

豆乳や豆乳ヨーグルトは低糖質であったり、血糖値の上昇を抑える効果があるなど、「糖尿病」の患者さんに推奨される食品の一つです。
ただし、豆乳を飲めば「糖尿病」が治るわけではなく、医師や管理栄養士などの医療者の指導に従い、適量を守ることが重要です。

糖尿病」の患者さんで食事療法を実施している方は、栄養のバランスに注意することが大切です。ただ単に糖質を制限しても食生活の改善は続かない方もいるかもしれません。
食生活の改善とは1食、1日改善することではなく、継続性が重要で、なにより患者さん本人の意欲が大事です。
食事療法で推奨されているのは、日々の食事を写真などで記録して、医療者や患者さん本人が確認して振り返ることです。
そこでウェルビーでは、食事などの自己管理に最適な、簡単に記録ができるスマートフォンアプリ「Welbyマイカルテ」の使用をおすすめしています。
このアプリは、血圧、血糖値、体重のほか、運動や食事、薬の内容などを記録できるだけではなく、自動でグラフ化し、見た目にも分かりやすいことから、続けやすいことが特徴です。
また、医師や栄養管理士などとデータを連携できるので、アドバイスをもらうこともでき、安心して記録を続けていくことができます。
医師から直接勧められることも多いアプリなので、ぜひご活用ください。以下から無料でダウンロードが可能です。

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