baPWV(脈波伝播速度検査)の解説文を考えよう!LOVEプロジェクト

LOVE(Laboratory Opinion team for Very easy Explanation)プロジェクトでは、患者さんが馴染みのない検査値をより患者さんにとってわかりやすくすることにより、病気に対する取り組みを応援していきます。

1. baPWV(脈波伝播速度検査)とはどんな検査値なの?

今回の検査値は、心血管のリスクを測るためによく測定する「 baPWV(脈波伝播速度検査) 」についてです。baPWV(脈波伝播速度検査)は心臓から身体の各部位への血液の伝達速度を測定する検査です。手足の血管が「動脈硬化」によって狭くなったり、詰まったりして血液の流れが悪くなる「閉塞性動脈硬化症(ASO:arteriosclerosis obliterans)」の検査に用いります。

baPWVは下記の数式で求められます。

baPWV=(心臓から足首の間のPWV)-(心臓から右上腕の間のPWV)

baPWV=(心臓から足首の間のPWV)-(心臓から右上腕の間のPWV)

baPWV=(心臓から足首の間のPWV)-(心臓から右上腕の間のPWV)

なお、PWVとは脳波伝搬速度を指し、心臓から 押し出された血液による拍動が、動脈に伝わっ ていく速さを指します。医療機関の検査ではba PWV(上腕-足首脈波伝播速度 / Brachial-Ankle pulse Wave Velocity)を測定します。

baPWV(脈波伝播速度検査)とはどんな検査値なの?

baPWV(脈波伝播速度検査)とはどんな検査値なの?

今回のLOVEプロジェクトでメンバー内で話し合った結果、 baPWVを簡単に言うと

動脈硬化が進むと、血管の中を伝わる心臓の拍動が速くなる。
心臓から身体各部への血液の伝達速度を表す数値。
数値が高いほど、心血管病のリスクが大きくなる。

です。

 

2.どうするとbaPWVは高くなる?低くなる?

健常な状態では血管は弾力性があり、脈波が血管の壁に吸収するため値は低くなります。
対して、血管の壁が固いと脈波が血管の壁で吸収されず、値が高くなります。
baPWVの値を上げないためには、「動脈硬化」の進行を防ぐことが重要です。

 

3.baPWVはいくつだと安心?

baPWVは年齢別に基準値があります。年齢が上がるにつれて基準値も高くなり、男女で異なります。

baPWV基準値

baPWV基準値

※詳細はかかりつけ医にご相談ください。
参考:PWVによる動脈硬化早期診断、監修:西沢良記ほか、発行:協和企画


医師紹介

小谷先生

自治医科大学 地域医療学
教授
小谷 和彦

~専門分野~
地域医療学、臨床検査医学

~先生から一言~
キャッチフレーズは「health promotion through clinical laboratory medicine」
ぜひ、一緒に考えて行きましょう。


著者紹介

糖尿病や生活習慣病の患者さんのための

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