CRPとは?~慢性炎症を防ぎ、癌、生活習慣病、老化対策。健康寿命を延ばすには!?~

CRPとは?~慢性炎症を防ぎ、癌、生活習慣病、老化対策。健康寿命を延ばすには!?~

こんにちは!Welbyメディア編集の岸です。

糖尿病」や「高血圧」、「脂質異常症」などの生活習慣病の患者さんは疾患について学んだり、食事療法や運動療法、そしてITツールを活用したアプリ療法を実践することが重要ですが、生活習慣病の対策をしているだけで、健康長寿になれるとは限りません。

本エントリーでは、健康寿命に大きな影響を与えるといわれている「CRP(C反応たんぱく)」について紹介したいと思います。

 

1.CRPとは

CRPとはC-Reactive Proteinの略で、C反応性たんぱくを指します。

身体の中のCRPは炎症反応が強ければ多くなり、弱ければ少なくなるため、血液中のC反応性たんぱくを測ることにより、炎症反応の指標として検査されています。

身体の中で炎症が起きたり、細胞の破壊が起こると急激に増加してくるたんぱく質です。

 

2.CRPが高いとどんな疾患・症状が疑われるの?

CRPは癌や細菌、ウイルス感染、炎症が起きていないかを調べるために検査されます。

CRPの値が高いと「感染症」「関節リウマチ」「悪性腫瘍(がん)」「外傷」「心筋梗塞」「胃炎」「腸炎」などが疑われます。

 

3.炎症を測るCRP。健康長寿に関係する慢性炎症を把握

炎症を測るCRP。健康長寿に関係する慢性炎症を把握

炎症を測るCRP。健康長寿に関係する慢性炎症を把握

身体に起こる炎症には下記の2つがあるといわれています。

 

急性炎症

怪我や病原体によって急性炎症は起こり、数時間から4週間程度で治まるものを指します。

慢性炎症

炎症が急性炎症の期間で治まりきらなかった病気や症状の原因を抑えるために慢性炎症になります。最近やウイルスが残っていることで炎症が長引いたり、それを抑える効果が出たりすることにより、炎症と収束を繰り返すこともあります。

慢性炎症による疾患や症状では「ぜんそく」や「アトピー性皮膚炎」などのアレルギー性疾患、「関節リウマチ」などの自己免疫性疾患が良く知られています。これらの疾患は長きに渡って辛い症状が続くことがあります。

CRPを上げないことが健康長寿の秘訣

また、加齢とともに慢性炎症は起こり、微小な炎症で自覚症状はないといわれています。

細菌などに対抗するために炎症を他の細胞に伝達させる炎症性サイトカインという物質が分泌されます。それにより周りの細胞を老化させ、炎症が広がります。死んだ細胞からは老化した細胞や老廃物などが出され、この老廃物が更に炎症を加速させるといわれています。老化が進むと、老廃物を取り除く機能が衰えるので、炎症が広がり、CRPの値が高くなります。

近年の研究により、100歳を超えても健康であるいわゆる健康寿命が長い方はCRPの値が低いことが分かっています。健康長寿のために、CRPの値に留意することが重要です。

糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞など命に係わる疾患にもつながる慢性炎症

慢性炎症は「糖尿病」の危険因子の一つであるといわれています。慢性炎症が起こり、CRPの値が高くなると、インスリン抵抗性が悪化し、血糖値が上がってしまうことが分かっています。
(参考:慢性炎症の視点から見た 2 型糖尿病の成因

他にも、「心不全」「心筋梗塞」「脳梗塞」「動脈硬化」などに関わっていることが分かっています。

4.CRPはどうやって検査するの?

CRP TESTとは?

CRPの検査は血液検査で行われます。血液中にC反応性たんぱくがどれほど含まれているかを測ります。

各種検診、人間ドックなどで測定可能です。

 

5.CRPの基準値

5-1. 他者と比べず、経過観察に用いられるCRP

前提として、CRPの値は大きく個人差があるものであるといわれています。そのため、他人と比べてCRPの値が高かったといっても、必ずしも悪しき状態であると断言できるわけではありません。基本的には、1人の患者さんの経過を観察し、一定期間の間にどれほど変化したかを観察することが重要だといわれています。

5-2. CRPの基準値

基準
0.30以下 基準範囲
0.31~0.99 要注意
1.00以上 異常

(単位:mg/dl)

(参考:日本人間ドック学会

 

6.CRPの改善は生活習慣の管理が重要

CRPは急性炎症によるCRPの上昇であれば、その原因である怪我などを治療すれば改善されます。対して、加齢によるCRPの上昇を抑えるには、生活習慣の管理が必要といわれています。

食事の管理が大切

食事の管理が大切

食事の管理が大切

健康的な食文化の代表例で日本食がありますが、併せて地中海食も健康的であるといわれています。食材は、肉より魚がよく、オリーブオイル、ナッツ類が地中海料理ではよく使われます。これらは、「オメガ3脂肪酸」「ポリフェノール」「リコピン」が多く含まれています。ただし、これらを摂取すれば、どの国の人も健康になるわけではないことは既に立証されており、日本人には日本食が合っているのではないのか?といわれています。

また、何を食べるか?に加えて、どれほどの量を食べているのかを把握することも重要です。

日々の食事を記録し、その後振り返ることで、過剰な食べ過ぎや偏った栄養を取ることを未然に防ぐことにつながります。日々の食事を暗記しておくことは難しいので、手帳などに記録することもいいですが、かかりつけ医に相談したり、自分で振り返ることが難しかったり、そもそも記録が続かなかったりすることもあるので、下記のアプリなどを使って日々の食生活を記録してみてはいかがでしょうか。

運動の管理が大切

運動の管理が大切

運動の管理が大切

身体活動量が多い方は、毛細血管の細かな血流がスムーズであるといわれています。これにより、溜まった老廃物を回収する機能が高くなり、炎症の原因の老廃物の減少することにより、慢性炎症を抑えるといわれています。

また、適度な運動により、筋肉をつけることで、血流が良くなり老廃物を取り除くことができます。老化した細胞を取り除くと新しい細胞が生まれてくるため、CRPの値も下がるといわれています。

とはいえ、運動が必要だとわかっていてもなかなか継続できない方が多くいます。そこで重要なことは少しずつでも初めて見ること、そして日々の運動量を記録して、振り返り、自身を知ることです。下記のアプリを使えば簡単に歩行距離を記録できるので、試してみてはいかがでしょうか。

 

7.まとめ

健康寿命の伸ばし、健康長寿になるためには「CRP」を抑え、慢性炎症になる機会をできるだけ減らすことがポイントです。慢性炎症は「糖尿病」や「動脈硬化」、「癌」などの病気に関連しているといわれています。CRPの値は食事や運動の生活習慣に影響を受けるため、まずはアプリなど便利なツールを使って生活習慣の記録をしていくことから始めてみてはいかがでしょうか。

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